燦キャピタルマネージメント株式会社(ヘラクレス2134)前田 健司社長 [番組サマリー]
2007/11/30(金) 17:30 投稿:yamanashi 記事URL トラックバック ( 1 ) コメント ( 2 )
photo by 渡辺タカコ
燦キャピタルマネージメント株式会社(ヘラクレス2134)前田 健司社長
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地方から日本を元気にするインベストメントバンク
昨年12月にヘラクレス市場へ上場されました。上場後1年を経て何が変りましたか?
まず、取引については情報量が圧倒的に増えたということです。それからいろいろな有名な大企業から一緒に仕事をやらないかというお声がけをいただくようになりました。社内的には人数も増えて会社らしくなったなあ、ということを思っております。
この1年好調だったということですね。
非常に充実した一年でした。
改めて、御社の業務内容を一言でいうと?
証券化やファンドを組成して運営するという金融技術をベースにした投資会社です。例を挙げますと一棟ものの賃貸マンションを仕入れて、仕入れたマンションをリニューアルしてユーザーの方々に入居していただきやすくします。そうやってマンションの価値を高めて、そのマンションの賃料収入が安定してきたら、証券化してファンドという金融商品にします。そして、金融商品であるファンドをお客様である投資家の方々に買っていただきます。金融商品メーカーというイメージの会社です。
具体的な案件の特徴は?
中心としては、不動産に投資していまして、その中でも住居系の賃貸マンション、首都圏ではなくて大阪から西日本を中心とした地方の主要都市にある一棟3億円から5億円の賃貸マンションを中心に投資しています。
地方の小型物件に特化している理由は?
当社は投資するにあたって、「収益性」、「安全性」、「社会性」この3つの規範に沿った案件に投資しています。
まず、「収益性」に関して言えば地方に対してリスクマネーを投資する会社は少なく、非常に高いリターンが確保できています。例えば、東京ではネットで3%程度保証されているのが現状なのですが、私共は7%くらいないと投資を行いません。
「収益性」と「安全性」は一見、相反するように見えますが。
「安全性」については、他社のように首都圏に案件が一極集中していることは、地震大国日本では非常にリスクが高いと考えており、私どもでは色々な地域をカバーしていることでリスクを分散しています。
また私共は主に小型物件を手がけていますが、ファンドというのは期間があるものですから満期がきたときに物件を売却して投資家にお金を返さなければいません。その時に、50億円とか100億円の物件を買っていただける先というのは非常に限られてきますが、私共の保有しているような小型の物件であれば、地方の個人投資家様などにも買っていただける規模なので「安全性」がより確保できると考えています。
「社会性」とは?
私共は地方における数少ないエクイティプレイヤーとして、地方の金融機関・地元の方々と一緒になってWin-Winの関係で活動しています。地方が元気にならなければわが国も元気にならない、という考えのもとに活動しています。
もう一つは最近さまざまな偽装事件が食品や建築に関して起こっていますが、私共はコンプライアンス(法令順守)、コーポレートガバナンスを徹底しながら事業活動を行っていくことを非常に重視しているということです。
金融商品取引法の影響はありますか?
9月30日に施行された金融商品取引法を前提に、100%連結子会社の燦アセットマネージメント株式会社という投資運用会社を立ち上げまして、現在投資運用業の登録の取得に向けて動いています。来年4月1日までに免許が取得できませんと、ファンドは組成できませんので独立系の会社にとってはハードルが高いものになっているのではないかと思います。当社は取得のめどが立っていますので非常にチャンスだと捕らえています。
サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資)問題が続いていますが、業界環境について前田さんの見方は?
サブプライムローン問題がこのように大きく世の中に広がるようになるとは思ってはおりませんでした。今心配しているのは、私たちが作っているファンドも証券化商品ですのでサブプライムローンを組入れているようなCDO(債権担保証券)という証券化商品と同じように見られるというのがとてもいやだなと思っています。
またサブプライムローン問題で影響を受けている金融機関等が不動産証券化に対する資金を貸しにくくなってくるのではないかという話も聞きます。ただ、当社のお付き合いある地方の銀行などは影響は受けていないようですので、私どもが肌でサブプライムの影響を感じているということはありません。
不動産に関しては今までのように一律に全部の不動産が上がる、もしくは下がるということはないと思っています。同じ地域にあったとしても収益性が高いものには高い値段がつきますし、収益性を生んでいないものに関しては下がるとのだと思います。そういう意味で、ほんとに本物の時代になったのではないかと思います。
競合他社の脅威はありませんか?
小さな案件を手がけることが非常に手間のかかる作業なのです。証券化という点においては、大きな案件も小さな案件も同じことですから、それであれば大きなものをやって稼ぎたいというのが一般的です。しかし、私共はそのような手間を惜しまず、あえて地方でやって地元の人たちと一緒に汗をかきたいと思っています。
耐震偽装など最近様々なスキャンダルがありましたが、その辺のリスクと対応についてはどのように考えてらっしゃいますか?
これまで取り扱った物件に関してはすべて再調査して、耐震偽装はないということが判明しています。時間がかかったとしてもちゃんとしたものを作って証券化して投資家の方に商品として提供する、というのが努めだと思っていますので、きっちりと法律を遵守してやっていきたいと思っています。
都心では、不動産バブルのような状況で物件の取得も難しくなっていると聞きますが、地方ではいかがですか?
今のところ全く感じておりません。地方の金融機関やプロパティーマネージメント(不動産管理)会社とWin‐Winの関係でやっておりますので、情報としてはこなしきれない程案件がある状況です。
最近手がけた具体的案件はありますか?
コンバージョンという手法があるのですが、福岡県の博多で、全く収益が上がっていなかったオフィスビルをデザイナーズマンションに作り変えて収益性を高めた物件があります。(写真)
現在大阪の瓦町でも、サービスオフィスに作り変える案件を手がけています。また、石川県白山市で、グランドホテル松任の株式を過半数取得してホテル事業にも進出しました。
案件は九州が多いようですね。
九州は元気がでてきているところだと思います。博多は人口が20年前から比べると倍増していますし、北九州も新北九州空港や、トヨタ・日産の工場ができて非常に元気になっています。
他の地区でも、九州新幹線の影響や半導体の工場が中国から帰ってきていることもあり、そういう所には賃貸需要がありますから重点的に投資してきました。
経営上の強みはありますか?
小さな所帯ですのでスピード感はあると思います。金融商品取引法が施行され、その他いろいろな法律が改正されていますがそれに対して柔軟にすばやく対応できるというのが当社の強みと思っています。
11月14日に中間決算を発表されました。
売上高2,697百万円(前期比+284.7%)、営業利益245百万円(▲28.2%)経常利益200百万円(▲41.0%)純利益108百万円(▲46.2%)
売上は大きく伸びたわけですが、一方で利益が減少しています。背景についてお聞かせください。
第1四半期、第2四半期にひとつずつファンドを積み重ねることができ、売上高としては伸びております。昨年度の中間期と比較して経常利益が大幅に減少して見えるのは、昨年度はファンドのクローズによる成功報酬を計上しているためです。
ファンドのクローズによる成功報酬とは?
昨年度は339百万円のうち293百万円が(不定期な)成功報酬で、成功報酬以外の積み上げの利益は46百万円でした。その積み上げの利益が今年は200百万円に増えていると理解していただきたいです。今中間期については成功報酬全くなしでも200百万円をたたき出している、非常に安定した収益構造を確立することができたというふうに考えております。
定期的な、安定的な売上・利益が得られる体制が確立できたということですね。
四半期に一本20億円から30億円のファンドを組成していく能力がきちんとついたということです。
通期の見通しですが
売上高5,393百万円、営業利益513百万円、経常利益395百万円、当期純利益219百万円を見込んでいらっしゃいます。
今期特に力をいれた取り組みは?
ファンドを確実に四半期に一本組成できるようにしようという取り組みを行っていますが、証券会社さんとタッグを組むことができるようになりましたので、投資家の方々をたくさん呼び込むことができるようになりました。
また、これまでは賃貸マンション中心とした定住人口にスポットを当ててきましたが、今後は、日本の人口も減ってくるのでそのためにアジアから人が来るとか、リタイアされた方の旅行が増えるなど、移動人口に注目した取り組みをやっていこうとしています。その一環でホテルの株式を今回取得しました。
ホテル事業というのはファンドの商品としてですか?それともホテルを運営されるということですか?
運営についてはプロの会社とタッグを組んで行っております。現状としては研究開発の段階です。今現在は当社のバランスシートにのっておりますが、キャッシュフローが安定するようになったら金融商品化を考えております。
今後、中長期的に強化していく項目は?
金融商品取引法の対応ときちんと行うことです。コンプライアンス体制の確立、コーポレートガバナンスを徹底していきます。また、新しく取得したホテルや昨年取得したゴルフ場含めて、引き続き地域再生への取り組みを行っていきます。加えて移動人口に注目した商品の開発をしていきたいと考えております。それからもちろん、「企業は人なり」ですので優秀な人材を採用していきたいです。
御社の特色として、地方にこだわっていますが、今までと違った新たな事業の可能性は何かありますか。
地域のいいものを再発見していきたいと考えています。例えば、農産物やお酒などの特産物に注目したり、もし風景のいいところでしたら映画を作ったり、その地域のいいところを発掘していくような事業展開ができればと思っています。映画ファンドですとか、漬物ファンド、日本酒ファンドなど、ありえると思います。
中長期的な数字の目標は掲げていますか。
対外的には発表しておりませんが社内には目標があります。現在新興市場であるヘラクレス市場に上場しておりますが、なるべく早い段階で次のステップへ上がっていきたいと思っております。
中長期的にこんな会社にしていきたいという目標はありますか。
アメリカではウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイなどいい会社だなと思います。イギリスのリチャード・ブランソン率いるヴァージングループとか、モエヘネシー・ルイヴィトングループなども、商品が特に表にでていますがすごくいい投資会社です。会社というのは継続・永続していくというのが大きな目標だと思いますので、これらのように永続していけるような会社にしていきたいと思っています。
配当など株主への利益還元についてはどのようにお考えですか。
非常に教科書的なお答えになりますが、新興市場にいる間は、配当せずに企業価値・株式価値を高めていく活動(投資)にお金を使わせていただきたいと思っております。近い将来次のステージに行ったときには、当然配当をしていきたいです。
社長の会社に対する夢を伺えますか。
会社は永続するということが大事です。そのためには目の前の利益に汲々とするのではなくて、中長期に発展することを目指したいと思っています。経営の目的というのは経営者の夢とか感動とか、あろうとする形を株主とか社員とか会社をとりまくステークホルダーの方と共有することであって利益を出していくというのはそのための手段だろうと思っています。燦キャピタルマネージメントの株主であるとか、働いている社員であるとか、あるいは取引をしたということでよかったなと思われるような会社になりたいと思っています。
個人投資家にメッセージをお願いします。
私共燦キャピタルマネージメントは、大阪証券取引所へラクレス市場に上場したばかりの会社ですけれども、この1年で足腰のしっかりした強い会社になったと思っております。確実に毎期利益を出し続けることによって中長期の発展を目指しております。中長期で応援していただける投資家の方々に株主になっていただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願い致します。
個人投資家向けIRということで、12月8日(土)に個人投資家向け説明会に参加されますね。
皆様とお会いできることを大変楽しみにしております。お会いできない皆様には、動画配信させていただく予定ですので、当社のウェブサイトを御覧いただければと思います。
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来週は、KFE JAPAN株式会社(名証セントレックス3061)原田 隆朗社長がご出演されます。お楽しみに。
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スター・キャピタル・パートナーズ株式会社では、2007年12月8日(土)「第27回個人投資家向け合同会社説明会」を東京で開催します。リスナーの皆様も直接経営者へ質問できるチャンスですので、ぜひご参加ください。今回は、お楽しみ抽選会もございます。
日時:平成19年12月8日(土) 13:00PM〜16:10PM
場所:六本木アカデミーヒルズ 「オーディトリアム」 (東京・六本木)>>地図
参加企業:
燦キャピタルマネージメント株式会社(ヘラクレス2134)前田健司社長
インターニックス株式会社(東証一部2657)田中 信也社長
株式会社ワコム(東証一部6727)山田 正彦社長
詳細については、スター・キャピタル・パートナーズ株式会社のホームページをご覧下さい。
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1Re: 燦キャピタルマネージメント株式会社(ヘラクレス2134)前田 健司社長
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2008/2/15 15:27 : 燦キャピタルマネージメント株式会社 / 編集
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5月14日 平成20年3月期決算短信、平成21年3月期配当実施および配当方針に関するお知らせ、「新生プラン」に関するお知らせを発表
2008/5/14 16:47 : 燦キャピタルマネージメント株式会社 / 編集
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