有権者の記憶は75日以上
2012/12/13(木) 23:24 清水研究員

ダンシング シヴァ神

 
 選挙、選挙でメディアはみんな喧しい。社会の木鐸とかジャーナリスト宣言とか、結構なメルヘンを標榜している大手新聞各社も、連日トップ面で、あの党がナンボ、この党がナンボと、競馬の予想紙の如き様相を呈してきている。ま、面白半分な野次馬気分もあるんやろと思う。

 新聞の基本原則は不偏不党。ちゅうハナシだが、そんなこと信じている人はもはや日本に数人だろう。ま、選挙はええネタになる。ちゅうことか。取材される側の候補者はこれからも幾久しく、既得権の甘き香りを味わいたいだろうが、僕ら一般庶民はウソには敏感である。

 さて、ちょっと前の某大手新聞紙上で今回の選挙を象徴するような記事があった。大阪のある選挙区のレポートである。
 その記事を要約してみると、「(前略)大阪府内で17日、管前首相と街頭演説に立った前議員の辻元清美氏は“民主党を見捨てないで”と声を張り上げたが、聴衆のヤジはやまなかった。(後略)」・・・とあったのだ。

 ひょっとしたら上記内容に快哉を叫ぶ人も多いかも知れない。が、僕が意外に思ったのは、その新聞はとりたてて右でも左でもなく、思想のベクトルは比較的にニュートラルな印象があったのだ。また、確か3年前の総選挙の際は、政権交代には非常に好意的な論陣を張っていたのを僕は記憶している。けれども、今はこんな感じだ。
 栄枯盛衰は世の習い。ちゅうが、こんなニュースもまた、なんかの誘導にはならないのかと思う。

 閑話休題。

 記事にあった上記お二方、東北大震災当時は確か、首相と首相補佐官ちゅうステータスであった。
 メディアの前では盛んに「絆」とか「向き合う」とか、美しい温情溢れるお言葉を、ハイパーインフレの如く口になされてた記憶がある。そんなイエス・キリストかマザー・テレサの如き博愛心に満ち満ちたご両人にヤジとはまた、非道い出迎えではないか。

 然し、多分、有権者はみんな、候補者の思惑以上にいろいろなことを見ているのだと思う。

 ウイキペディアには、上記補佐官の過去の発言として、「国会議員って言うのは、国民の生命と財産を守るといわれてるけど、私はそんなつもりでなってへん」・・・なる、実に激烈な言葉が掲載されている。本当にそんな発言があったとしたら、また随分と有権者をナメてくれたもんである。氏が自らの職権を利用し、僅かの期間に何千万円も僕らの税金をネコババしていた犯歴も、実にナチュラルに理解できる。

 民の上に立つ者は、民に先んじて憂い民に遅れて楽しむ。と謂う。(岳陽楼記)
  
 ・・・そんな政治家、日本のどっかにいてはるんでっしゃろか?


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