なんと、今月の2日にBBCが、世界34カ国の1万7000人余りに対し、ある国を指して、「世界に良い影響を及ぼしているか?」とイメージ調査を行ったところ、日本とドイツの2国が56%をマークし、同率トップになったそうです。
同調査では、昨年も、日本とカナダが同率トップになったそうですが、ニホンがそんなに世界で評価されてるんか。・・・ちゅう驚きを僕は禁じ得ません。みなさんも、そんな感じちゃいまっか?
このBBC調査の結果をなんで知ったかと申しますと、数日前に韓国の朝鮮日報のウエブサイトを見て知ったのです。
朝鮮日報は、ニッポンに対しても、中国に対しても、ずばずばと歯に衣を着せない辛辣な記事が多い(論調のクオリティーはさておいて、ニッポンの新聞よりもジャーナリスト魂を感じます)のですが、やはり李明博大統領効果でしょうか、こんな自国民にとっては面白くもなんともないニュースをわざわざ報道することに、なにか時代が変わりつつあるような兆しが窺えます。
それにしても、ニッポンとドイツか・・・。嬉しいことは嬉しいですが、これにイタリアが加われば、元祖枢軸、日独伊三国軍事同盟ではありませんか。
多分、ニッポンは、スシとかテンプラとか、茶道とかアニメとか、綺麗さ、カワイらしさで評価されたのだと思います。「ちいさきもの、いとをかし(清少納言)」の繊細、また、これは荷風でしたか、「気にいらぬ 風もあろうに 柳かな」なんぞというセンスは、まさに21世紀の風流最先端、ロハスの美学を感じます。
一方、ドイツへの好感度は、やっぱし、メルケル首相のカワイらしさ・・・ちゅうのはご本人に失礼でしょうか?(でも、中国政府に対する彼女の理性的な物言いは、是非、ニッポンの外務省も見習ってもらいたいと思います。)
まさか、世界で再び、トージョーやネオナチ賛美の声が湧き上がっている訳ではないでしょうが、まあBBCも、ニッポンにとって(あるいはドイツにとって)結構な調査を行ってくれたものです。
そう云えば、ついこのあいだ李明博大統領が出演したTV番組に、その少し前、イギリスのブレア元首相が出演していましたが、ブレアもまた(ブッシュのポチならぬプードルなんぞと揶揄されながらも)毅然とした態度で、局側が入念に準備した「市民」と称される人々の質問に丁寧に答えていた姿が印象的でした。(近頃のニッポンでは、「市民」どころか「プロ市民」なる呼称を有する方々がおられるようで、迂愚な僕は、市民にプロとアマチュアの区別をどう付けるのか、今でも分からないでおります)
さて、本題に戻りまして、「世界に良い影響を及ぼしているか?」のクエスチョンに、日本が高評価を得ることができたのは、ニッポンが、昨今の全地球的なテーマである、エコ、共生、後一点、強引に付け加えるとして、スプリチュアルの三つのイメージを、他の諸国へ与えているからではないか?と、想像します。勿論、浅田真央や安藤美姫、イチローや松井、福留の大活躍も大きな要因でしょう。
まー、昨今の陰惨な殺人事件(不思議なことに、被害者よりも加害者の人権が尊重される報道が多々見られます)や、青少年の薬物汚染、イジメ、リストラ、レイオフ、年金不安、ワーキングプア、中高年の自殺、等々、ニッポンはどう贔屓目に見ても、ユートピアとは程遠いイメージは否定できません。
然し、そんなニッポンが好感度で2年連続でトップに立ったちゅうことは、この世界はもっともっと病んでいるちゅうことなのでしょうか?
いや、ひょっとしたら、ニホンが生んだ「オタク」や「萌え」が、“究極の、グローバルなカッコ良さ”として、全世界の若者たちに受け入れられているのかもしれません。
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