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大家 バーサス 入居人

2010/3/19(金) 21:15 投稿:清水研究員  記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )

木蓮もまた儚い花と云えましょう

木蓮もまた儚い花と云えましょう

 先日、大阪の周辺都市の駅前で、・・・お願いします。と、見知らぬ人から署名を求められました。また社○党かシミン団体の先生方による金正日ファンクラブ入会の勧誘かと思い、睨みつけますと、相手は柔和そうなご老人でしたので驚きました。

 手にしているビラには、「定期借家権反対」とか「家賃滞納者への強引な追い出しは認めない」とのコピーが掲載されておりました。老人の周囲には似たような年格好のお年寄りが数名、道行く人に声をかけ、署名活動を展開なされてました。

 どうやら、今は某省の副大臣となられた元秘書給与詐取犯が某市駅前で声を嗄らして行っていた、ご自分のための集票&集金活動とは、全然違う様子でしたので、僕はじっくりと老人が手にしていたビラに目を通しました。
 要するに、今、じょじょに社会問題となりつつある家賃滞納者への立ち退き処置は人道的に如何なものか?という問いかけと、賛同者募集でした。

 正義派をもってなるジャーナリストやニュースキャスターのセンセイ方は、家賃滞納者が不在のときを見計らって大家さんの代理人が鍵を変えたり、家財を持ちだしたりする行為を徹底的に非難しておられます。

 そういった社会正義に訴える番組のほとんど全てが、大家が悪い。と視聴者に印象付ける番組構成になっております。
 然し僕は、まーこんなこと書いたらフクロ叩きにあうかもしれませんが、家賃払わん方が悪いんちゃうんか。といつも思ってしまうのです。(もっとも暴力の使用や強引な追い出しは法に触れ、絶対に駄目ですが)

 かつて全マスコミを挙げて、商工ローン業者に対する徹底的なバッシングがございました。カネを借りて返せないでいる中小企業経営者に、貸したカネ返さんかい!コラ!と、追い込みをかける債権者側の社員を、大手マスコミは、血も涙もない鬼か蛇蠍のように非難しておりました。

 あのときも僕は、闇金と違って、特に法外な利率を設定している訳ではない業者からカネを借りて返さへん方が悪いんちゃうんか。と、ずっと思っておりました。

 モノを買ったら、価値に相応したカネを支払う。カネを借りたら合意した金利を上乗せして返す。当たり前のことです。
 ただ、大手マスコミも世間一般も、大家さんと店子の立場では(さながら阪神淡路大震災時のプロ市民と被災者の関係みたいに)、大家さんが圧倒的に強いと誤解しているのではないか?

 旧借地借家法のもとでは、一概にそうとは言えません。ちゅうか、ヒトには居住権という有難いものがございまして、部屋を借りている側の方が有利になるケースが多々ございます。

 まー、貧すれば全てが「鈍す」になります。家賃滞納者が居住権を楯に出ていかず、泣いている大家さんを僕は個人的に何人か知っております。
 そういう云わば、ホトケの如き大家さんは珍しいのかもしれませんが、毎月家賃をちゃんと納めている入居者側に知られたら、アイツは家賃払てないのになんでアタシは払わなあかんねんっ!と逆ギレされることになります。

 日本は地震国です。それが家賃滞納とどう関係あるねん。と怒鳴られそうですが、業界用語でモクチン、所謂、昭和30年代40年代に建てられた木造賃貸アパートは、首都圏でも関西圏でもまだまだ厖大に残存し、僕はいつも、阪神淡路大震災みたいな巨大地震がきたら、こりゃ修羅場になるなーと思うのです。

 世は壮絶な不況です。生活苦の人々はほとんどがそういう旧い老朽化した賃貸物件にお住まいでしょう。大家さんがツーバイフォーや軽量鉄骨、PCの物件に建て替えたくても、入居者は家賃アップには断固として応じないでしょう。地震が無ければそれでいいかもしれませんが、どうでしょうか。

 この大不況、入居者も大家さんも我々も、みんな等しく大変です。

 まー、考えてみてもみなくても、ソーリは母親から小遣い毎月1500万円ナリの平成の脱税王。幹事長は米国のドナルド・トランプ真っ青のチョー不動産投資王。連立与党党首は、格差是正を訴えながらも公表資産2億4999万円ナリのハトヤマに次ぐチョー資産家のオムライス好き婦人。手下の某省副大臣は、秘書給与詐取なる意表を突くビジネススキームで、1年と僅かの間に数千万円をワテらの血税からネコババした凄腕の元市民活動家。

 こんなハイソかつグロテスクな輩が、ワテらの頭上に安逸に君臨なされている以上、賃貸経営者である大家さんも、店子である入居者も、(そして我々も)幸福なゴールは、まず不可能ではないでしょうか。


 

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