今、中国は雹と大雪で大変な模様だ。中国気象台は、中国各地に最上級となる赤色の大雪警報を発令したらしい。
手元の新華社のニュースによると、積雪・桔氷の影響で中国長江下流の地域の14の空港が閉鎖を余儀なくされたらしい。
また、(ロイターによると)温家宝首相は、大雪・悪天候が人々の生活を脅かしており、生鮮食品・石炭・石油・電力の供給に支障が出ていると表明し、関係機関に一致団結して緊急対応にあたるよう指示した。とのことだ。
来週から春節を迎える中国だが、春節時の中国は、里帰りする人々で、民族大移動期になる。予想旅客量は、世界人口のほぼ三分の一の、のべ20億人強と云われ、その混雑の物凄さは、日本のお盆の比ではない。
故郷へ帰るモチベーションも全然違うし、交通機関もまだ日本ほどは発達していないから、この大雪が続けば帰郷する人にとって大変な災厄になるだろう。早く収まってほしいものだと思う。
中国のニュースサイトに映る大雪と、懸命に除雪作業を行う人民解放軍兵士を見て僕は、表題の“白虹貫日”なる言葉を思い出した。これは、和訳では、白虹、日を貫く。となる。
まあ雪は白いから、単純に白虹という言葉を連想したのだが、この“白虹貫日”なる言葉は、そもそもは史記・雛陽伝にあり、不吉な意味を持つ。“白虹貫日”とは白い虹が太陽を貫くことで、それは国に兵乱のある凶兆なのだ。 白虹は兵の象、日は君主の象。である。
不思議なことに、日本の現代史においてこの“白虹貫日”は、2・26事件の前日に多発していた模様で、作家の井伏鱒二は、荻窪風土記にその時の印象を書いている。
また、近年では、(これはネットで検索して戴くと早いが)あの2001年9月11日のWTC同時多発テロ事件の前日に、アメリカ国内で白い虹が太陽を貫く光景を目にした人が少なからずおられるのだ。
まあ、白虹、日を貫く。と日本語で書けば、なんとなく禍々しいが、気象学上は、「幻日環」なる名前が与えられており、そんなに珍しくない現象らしい。
中国の大雪情報から、2・26事件や9・11同時多発テロなど、縁起でもない、おどろおどろしい事件にまでハナシを飛躍させてしまったけれど、この大雪が一刻も早く止むことをお祈りいたします。
また、この季節、ビジネスや旅行で中国に行かれる方は、用心なされるにこしたことはないかと存じます。
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