オークスの実況、オンデマンドでお楽しみください。
もちろん、中野アナです。
■ アメリカンオークス実況
音声ファイルは、Windows Mediaです。
いやー、本当にビックリしました。日本を離れる前から、会社の人には「欠点が見当たらないシーザリオですから、好勝負は間違いないですよ」と勝手に、個人的な想像を語っていました。実際、本当にそう信じていましたが、ここまで圧倒的に力が抜けていたとは……。シーザリオ恐るべし、実際には4馬身しか無い着差、しかし実況していた僕には7馬身、いやもっと大きなものに見えてしまったし、最後の直線、ゴール前、あまりの凄さに言葉が出なくなってしまったほどでした。
今回はグリーンチャンネルの放送、それも番組進行から実況まで、全てを担当しなければならないこともあって、レース後の取材に降りられない、馬の近くに行けない状況でした。ですから、このブログにも、当日の、シーザリオのことをお見せできないかもしれない可能性があったのですが、レース後、JRA職員の方のおかげで、福永騎手に特設スタジオにかけつけてもらうことができました。意外にも冷静だった福永騎手、「この馬の力を考えれば、この馬で負けたら……」ということを話してくれたのが印象的でした。
続いて角居調教師まで放送席に駆けつけてくださいましたが、こちらは福永騎手とは対照的に、興奮を隠し切れない表情。海外のメディアからの相当に取材を受けたようでしたが(この放送席にも、海外のプレスが詰め掛けたほど)、「ドキドキしました」と語る表情は、本当に嬉しそうでした。この後も「ゆっくり休ませて、秋華賞、ないしアメリカのBC」ということ。「まさかこんなに早く、自分の管理馬で海外に来ることが出来るなんて…」と語ってくれたのが昨日のこと、一日たって、角居調教師をめぐる環境は大きく変わりました。
中継を終えて、徐々に「凄いものを見た」実感が沸いてきました。さっきも書きましたが、レースの終盤は本当に夢を見ているようで、言葉が出なくなってしまうくらいの状況でしたが、今は心地よい疲れと共に、今まで感じたことの無い、幸せな気持ちが込み上げています。岸本助手は、引き揚げてきたシーザリオを見たとき、号泣していたと聞きました。ここ数年、しばらく見られなかった、日本馬が海外GIを勝つ光景を初めて目の当たりに、それもあの圧勝。本当に素晴らしい経験をさせてもらいました。今夜は美味しいお酒が飲めそうです、明日朝、飛行機に乗って日本に帰ります。
馬の様子に引き続き、今度はチーム・シーザリオの人々を写真で紹介します。
一番左端にいるのが、ダービー当日の競馬中継にゲスト出演してくださった、ディープインパクトの装蹄で一躍時の人となった、カリスマ装蹄師の西内さん。「この馬は地面をしっかりとらえる走りをしますから、ノーマル鉄を使用するつもりでいますよ」と、相変わらずのリラックスした表情で話してくれました。その隣にいるのが、角居厩舎のレーシングマネージャーの清田さんです。
福永騎手にインタビューさせてもらいました。馬の雰囲気、馬場の感触もしっかり掴んで落ち着いた表情。「内の出方を見ながら競馬ができるこの枠(13番)も歓迎だし、ペースによって自在に競馬が出来る馬ですから心配はありません。朝早い時間(レースの時の日本)ですが、応援してください」とコメントしてくれました。
「常に海外も視野にいれていなければと考えていましたが、こんなに早く、厩舎として海外遠征を出来るなんて。馬の状態は良いですし、力を出し切れば、いい競馬が出来ると思います」と語ってくれた角居調教師。「今回の遠征は、これまで昨年のダンスインザムード陣営や、ハリウッドパークを経験した人々の話が非常に参考になっていますよ」という話もしてくださいました。
馬も人も、本当に良い雰囲気だったことを確認できた決戦前日。今日も好天のロサンゼルス、今日はデーゲーム開催のハリウッドパーク競馬場放送ブースから、馬券を楽しみながらこのブログを書いています。昨日のやられを取り返すべく頑張っていますが、なんと連続的中をしてしまい、少しずつ調子も上がってきました。アメリカは、全米の様々な競馬場の馬券が買えるので、欲張って他場の馬券にまで手を出したりしています。この後、最終レースまで楽しんだら、ホテルに戻って食事をして、明日の準備に打ち込みたいと思います。
滞在も2日目となった7月2日、朝7時15分にホテルを出て競馬場厩舎エリアへ、いよいよシーザリオの調教取材です。競馬場向正面裏にある厩舎エリアの風景は、日本のそれとあまり変わらず、調教に向かう地元馬で溢れかえっていました。8時30分くらいだったかな、シーザリオが厩舎の前に姿をあらわしました。
しばらく厩舎エリアを引き運動、最初は裸馬だったのが、いつの間にかゼッケンを着けられ、しばらくして岸本調教助手が騎乗。他の外国招待馬と一緒に周回していましたが、落ち着き払った漆黒の馬体は、やはり目を引きます。
「毎日大体9時前、ハローがけが終わると、外国馬は馬場に入れるんですよ」こう話してくれた岸本助手を背に、いざ馬場へ向かったシーザリオ。
ダートコースで1周ほどキャンターを行った今朝のシーザリオ、本当に元気一杯という感じ。この後、関係者の表情はお見せしたいと思いますが、これまで伝わってきていた雰囲気の良さを、実感することができました。
ナイター開催の1R発走は19時05分、最終8Rの発走が22時21分。「やけに遅いな」なんて思っていたら、19時を過ぎても、日中と変わらない明るさ。これでは、スタートを遅くしないと、ナイターらしい雰囲気にはならないということなのかもしれませんね。
序盤戦から、かなりの盛り上がりを見せていたハリウッドパーク競馬場。お客さんの入りも上々で、レースが始まると、スタンドのあちらこちらから大きな声援が飛び交っています。
かつてサンタアニタで競馬を見た時は、まばらなスタンドで静かな場内という印象を受けたのですが、今日訪れているハリウッドパークは正反対な状況、とにかく凄い熱気でした。
5R(20時57分)発走前から、ようやくナイターらしい雰囲気へと変わり始めた競馬場。馬券は3Rとこの5Rで勝負したものの、3Rは軸馬行方不明(おそらく競走中止)、5Rが一番良いスタートを切りながらも離れた最後方に控えて話にならずという散々な結果。初日から最悪のスタートとなってしまいましたが、明日、明後日、また頑張ろうと気を取り直すしかありません。
明日は早朝、シーザリオの取材。陣営のコメントを見ていると、雰囲気の良さばかりが伝わってきますが、それを実感できればいいなと思っています。








