1月13日番組から [番組スタッフから]
2012/01/13(金) 11:00 番組営業担当A

今月は「映画と政治」というテーマについて、4回にわたって関西学院大学法学部教授・塚田幸光さんにお話いただいています。

今回はその2回目「コソボとコロンバイン―『ボーリング・フォー・コロンバイン』―」です。

さて前回の「二つの9・11」の答えはおわかりいただけたでしょうか?
ひとつは皆さんご存知の2001年の9・11です。そしてもうひとつは1973年、チリで起こった9・11のことでした。この二つの9・11の根底にあるので「暴力」という主題です。
今回は映画を通してこの「暴力」について考えていきます。

「日常」と思っていたことが、ふとした瞬間に「日常」ではなくなってしまう、
「日常」と思っていた銃がある生活が、悲しい事件そして「暴力」になってしまう事件を取り上げます。

今回取り上げるのはコロンバイン事件です。
コロンバイン事件とは1999年、コロンバインの高校で起こった銃乱射事件です。
犯人は高校生、12名の高校生と1人の教師を殺害し、24名の重軽傷者を出します。そして犯人は自害します。
この事件をモチーフにした映画は沢山ありますが、とりわけ有名なのが、マイケル・ムーアの『ボーリング・フォー・コロンバイン』です。
ムーア監督は映画での批判のターゲットは犯人というよりも、銃を肯定するアメリカ社会に向けられます。
そして映画中で出てきたコソボ爆撃についてのインタビュー。実はこのコソボ爆撃は、コロンバイン事件の一時間前に起こったのです。

二つの事件に直接的な関連性はないのかもしれません。
しかし、コロンバインはコソボ爆撃で使われているであろう武器を作っている工場があり、
その工場では多くの人が働き、その子供である高校生は学校に行き・・・高校生は銃を乱射して事件を起こすのです。
なんとも皮肉な話ですよね。

詳しくは番組をお聴きください。
「暴力」を否定する映画についての塚田先生のお話、大変興味深いです。


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