12月16日番組から [番組スタッフから]
2011/12/16(金) 11:00 番組スタッフK

「あなたの知らないデンマーク~北欧の小国からのメッセージ」と題して、関西学院大学国際学部教授の平林孝裕さんとお送りしております、12月のアイデアカプセル。

第3回は「エールステッドって知っていますか」。


ハンス・クリスチャン・エールステッド。エールステッド(Oersted)は英語読みで、デンマーク語ではエアステズ、あるいはアアステズと発音されます。平林さんは番組中で「エアステズ」の発音で紹介されています。


エアステズは、電流に磁場を形成する作用があることを発見した、19世紀のデンマークの科学者です。薬剤師の息子として生まれ、自然科学の研究を深めたエアステズは、ボルタの電池の発明で活気づいた電気の研究にその関心を向けます。そして、磁力と電流とを一つの現象として理解するきっかけを、先に紹介した発見によって作ったのです。

エアステズの発見は、現代の電磁気学へと繋がり、我々の生活に結びついています。そして「この発見は偶然と描かれることがあるが決してそうではない」と、平林さんは考察します。エアステズの真実。どうぞ本編でお聴きいただきましょう。

平林さんは「デンマークという小国ゆえに、エアステズの業績は科学の歴史の中で簡単にしか触れられない。しかし、知識の発展は大国ばかりによって進められてきたのではないということを、私達は忘れてはならない」と話します。

デンマークには他にも、優れた功績を残した科学者が数多くいます。番組内ではヨハネス・ケプラー、ティコ・ブラーエ、オーレ・レーマーをご紹介しています。そういえばディレクターK、ケプラーもブラーエも高校時代に地学の授業で勉強した記憶があります。そうか、あの人たちもデンマーク生まれだったのか。小国デンマークの、大きなパワーを感じずにはいられません。

さて次回の放送(配信)は12月23日。クリスマスが目の前ですね。デンマークのクリスマス事情もご紹介しながら、デンマークが現在抱える問題について考えてみましょう。次回もどうぞお楽しみに!


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