10月21日番組から [番組スタッフから]
2011/10/21(金) 11:00 番組スタッフK

「世界の『知の仕掛け人』」と題してお送りしております、今月の4回シリーズ。第3回は女性フォーラム代表のオード・ドゥ・チュアン氏について、関西学院大学総合政策学部の小池洋次教授にお話いただきます。

まず、チュアン氏が代表を務める女性フォーラムとは、一体どのような組織なのでしょうか?


女性フォーラムとは、正式には「Women's Forum for the Economy and Society」、経済と社会のための社会のフォーラムとでも訳されるでしょうか。第1回のクラウス・シュワブ氏のお話に登場した世界経済フォーラムの女性版とも言うべきものです。2005年に立ち上げられました。フランスのドーヴィルというフランス北部の保養地で会合が行われていて、世界各地から各界の女性リーダー(と、もちろん男性も)が集まります。

小池さんは実際にフォーラムを取材されて「珍しい雰囲気だ」と感じたそうです。国際会議は通常、男性が多いのですが、このフォーラムは女性が大多数。男性は圧倒的に少数で「男性優位の国際会議でいかに女性が苦労するかが分かった」と小池さんは話します。

チュアン氏も、世界的に見ても男性優位の国際会議が多い中で「これでいいのだろうか?」と考えたそうです。女性フォーラム設立のきっかけは、実は世界経済フォーラムにありました。チュアン氏の行動力やビジョンも含めて、詳しくはどうぞ番組本編で。

女性フォーラムの基本理念は「女性の力をもっと生かすべきではないか」ということ。コンサルティング会社の調査によると、企業でマネジメントに関わる女性が多ければ多いほどその企業の業績は良いという統計が出たそうです。小池さんは「検証は必要ではあるが、統計的には女性の優位性が見られるのではないか」と分析します。

小池さんによると、南アフリカの女性副大統領がこのようなことを演説していたそうです。「世界の外務大臣がみんな女性だったら、きっと国際関係は変わっただろう」と。「世界中の女性が1日でも家事をボイコットしてみたらどうだろう」と。閉塞感漂う日本の政治にも、これだけのパワーを持つ女性が少しでも出て来ればいいのにな、と感じてしまいました。

第4回はJICA(国際協力機構)理事長の緒方貞子氏を取り上げます。お楽しみに!


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