9月16日放送から [番組スタッフから]
2011/09/16(金) 11:00 番組営業担当A

今月は「イギリスの福祉の歴史」というテーマについて、4回にわたって関西学院大学人間福祉学部教授・今井小の実さんにお話いただいています。

今回はその3回目「アガサ・クリスティと児童福祉」です。

ミステリーの女王、アガサ・クリスティがマザーグースの歌をモチーフにした『三匹の盲目のねずみ』という短編をご存知でしょうか?
この短編の主人公はポアロでもミスマープルでもなく、新婚のモリーとジャイルズです。
モリーたちがマンクスウェル山荘でゲストハウスを開くことから物語は始まります。ロンドンでの殺人事件で犯人逃亡、大雪などといったニュースが飛び交う中、ゲストハウスでも殺人事件が起こってしまいます。

このお話の鍵を握るのは里親に預けられた子供の虐待事件でした。

事の顛末はロンドンとゲストハウスでのどちらの殺人事件の被害者も里親によるある子供の虐待事件に関わっていたという共通点があり、犯人はその虐待された子の兄だったのです。

実はこの作品が発表される二年前にイギリスで里親の虐待で死に至った事件にあったのです。アガサ・クリスティの作品がこの事件の影響を受けていた、と考えられる、と今井さんはおっしゃっています。

ミステリーの女王と言われたアガサ・クリスティにまで影響を与えたこの里親里子の問題、どうしてこのようなことが起こったのでしょうか?
是非番組を聴いて、イギリスの児童福祉を背景に考えてみてはいかがでしょうか?


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