7月8日番組から [番組スタッフから]
2011/07/08(金) 11:00 番組スタッフK

今月は「現代の消費――消費者は何にお金を払いたがっているのか」というテーマについて、関西学院大学社会学部准教授・鈴木謙介さんにお話いただいております。

第2回は「『テーマ』で付加価値を高める」。



皆さんはディズニーランドに行ったことがありますか? 多くの方が「ある!」とお答えになるでしょうね。私(番組スタッフK)は中学校の修学旅行で行きましたね~。
今回は「ディズニー化」が重要なキーワードです。

ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンは“テーマパーク”と呼ばれますね。
ではこの“テーマ”って何なのでしょう?


ここでいうテーマとは、物語の設定のこと。ディズニーランドの中にあるウエスタンランドは西部開拓時代、トゥモローランドは未来の世界というような設定がありますよね。

そしてこの物語は、商業的な付加価値のために統一感を与えるための表現であると鈴木さんは分析します。平たく言うと「地中海風」「イタリア風」などの「●●風」というものが“テーマ”であるということです。

この“テーマ”、かなり自由度の高いものです。詳しくは番組をお聴き頂きたいのですが、テーマの例として出た「隠れ家風」に収録現場が爆笑、そして納得! 確かにそうだ、本当に隠れ家だったら誰もお客さんは行けないわな(笑)

アメリカの社会学者アラン・ブライマンは、今回のお話にあった“テーマ化”に加え、キャラクタービジネスに代表される“マーチャンダイジング”、衣装や振る舞いなど、テーマの世界観に沿ったものを従業員に要求する“パフォーマティブ労働”、複数の要素を組み合わせることで消費を喚起する“ハイブリッド消費”という特徴をもつ近年の消費を「ディズニー化」と名づけました。

なるほど、前回出てきた記号的付加価値を高めるための「ディズニー化」なのですね。確かにディズニーのテーマパークには上記の要素が全て含まれていることが分かります。そして、このモデルは形を変えながら、どんどん消費者の身近な存在へとなりつつあるような気がします。

次回は「ハイブリッド消費」にスポットを当て、鈴木さんにお話いただきます。
ハイブリッド消費。これまた聞き慣れないキーワードですね。どういう意味なのか? 次回の放送をお楽しみに!


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