1月14日番組から [番組スタッフから]
2011/01/14(金) 11:00 番組営業担当K

今月は「日本人と日本語」と題して、関西学院大学 総合政策学部教授の陣内正敬(じんのうち まさたか)さんにお話をいただきます。今回はその2回目、「方言人気の理由(わけ)」というテーマについてお話をいただきます。

昨今、若者を中心にメールや話し言葉の中に各地方の方言を織り交ぜた表現が多く出てきております。
また、テレビやラジオでも、各地方出身のタレントさんやお笑い芸人さんが地元の言葉を使って話をしているところを多く見かけます。各地方の県民性や言葉を比較するバラエティ番組も人気を博しています。

では、なぜいま「方言」が人気なのか?
陣内さんは、方言の印象を各時代ごとに4つに分けて考察されています。


①古代~江戸 方言は「低評価」
 ・・・都が「西」にあり、「東」の言葉はゆがんでいる・荒々しいなどの印象
   『源氏物語』の「いやしき東声したる・・・」 『徒然草』の「声うち歪みあらあらし・・・」
②明治~昭和(~1960年代) 方言は「超低評価」
・・・都は「東」へ。挙国一致・富国強兵の考えの下、国策として「標準語政策」がとられ、
   「方言コンプレックス」が生まれる
③昭和(1970年代~1980年代) 方言は「中立的評価」
 ・・・人々の考え方が多様化してきて、「“非”標準」=「個性」として方言の価値が評価される
   「『方言』と『標準語』は同等=使い分け主義」の「『標準語』と『方言の』バイリンガル」など
   としてもてはやされる 
④平成  方言は「好評価」 
 ・・・方言を活用して「町おこし村おこし」などで地方のいいものが注目されるなかの一環として
    注目される

その中でも“方言のリーダー的存在”である「関西方言」が若者に浸透した経緯や、世代間の考え方などについて、そして方言が人間関係のコミュニケーションにどのような役割を果たしているか、その使い方などについても詳しく解説をいただいております。
ぜひ番組をお聴きください。

次回は「外来語氾濫の理由(わけ)」についてお話をいただきます。


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