11月26日番組から [番組スタッフから]
2010/11/26(金) 11:00 番組営業担当K

今月は「こころの教育」というテーマについて、関西学院大学 教職教育研究センター教授の横山利弘さんにお話をいただいています。今回はこのテーマの最終回、「こころを育てるために」です。

前回のお話では「判断力が育つ」ということは「AとBの選択肢のうち、Aという行動を選択したか」といういい悪いではなく、「Aと判断した理由」のレベルが上がったかどうかということであるというお話でした。年齢が重なってくると、子供や若い人の行動についていいか悪いかを判断し、その「理由」についてはほとんどたずねないことが多くなってしまいます。

では、「判断力を育てる」ためにはどのように指導したらいいのでしょうか。


その方法として「Aという行動をした」人に対して「なぜそのようにしたの?」「その方法でいいの?」と理由を問いかけることだそうです。特に失敗に対して「これからどうするのか?」という行動の善悪や詰問的な問いかけは心を育てるためには適切ではないということでした。こうすることで自分自身に「ものさし」ができていく=これが心・判断力が育つということとのことです。私もついつい他人に対して感情的になってしまい、その結果について問うてしまうことも多いのですが、それでは「次」につながらないのですね、反省です。

また、番組の後半では「意志」や「意欲」を育てるための考え方、そして若者に対する接し方、問いかけ方、そして心の教育への関心が高まる昨今、大人が若者に対してつくっていくべきものなどについてお話をいただいております。

4回の番組を通して、心を表に出さない若者、ふとしたきっかけにその隠していた感情が爆発し大きな事件を起こしてしまうことが増えてきている昨今、ただただその現状を憂れい、そういった若者たちに手を焼いているだけでなく、心が育つため、心を育てるための基本的な考え方をしっかりと理解し、一人ひとりが適切な接し方・積極的な働きかけをしていくことが必要であると思いました。このことはきっと私たち一人ひとりの心がけでできることであると思います。
これは決して子供や若者の教育だけではなく、社会人として、部下や上司に接するときにもとても有効で大切な心持ちであるとも思いました。


最後に、横山さんの著書をご紹介します。
『道徳教育とは何だろうか』 暁教育図書

「道徳をどう解く」という見出しのキャッチがいいです(笑)。ぜひ今回のお話を通じて横山さんのお話に興味を持たれた方はお手にとって見てはいかがでしょうか。


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