7月16日番組から [番組スタッフから]
2010/07/16(金) 11:00 番組営業担当I

今回のテーマは「自由と保護」。

小泉政権とその後、現在の日本の状況を経験している私たちはこのテーマについて深く考えざるを得ません。

お話は前回登場したアダム・スミスの「重商主義批判」から始まります。

ほんの少し前までは「構造改革」のかけ声のもとに、「重商主義」は悪の権化のように嫌われたのですが、今年に入ってからは重商主義は時代の主役になったように言われました。いわく、「リーマン・ショック以降は国家が企業を後押しなければ国際競争を勝ち抜けない!」。

ただ、ここで「重商主義」に話に入ってしまうと時間が足りなくなってしまいますので今回はここから、「保護主義」と「自由主義」の問題について竹本さんはお話を進めます。


アダム・スミスは、自分は自由主義の原則に立つ、として自由な経済活動を担うべきは「個人」か「ごく小さい規模の企業」としました。この限りにおいてお互いに「平等」であり、競争も「自由」に行うことができるし、そうすべき、と考えたのです。(自由と平等の条件としての”小ささ”)

ところで、「自由主義」はえてして「保護主義」と対立的にとられられます。
ただ、そもそも「自由」は政治的にも経済的にも、「権力」の規制や保護なしには存在しえないはず。「経済的自由」も「さまざまな保護的手段」を離れては機能出来ません。
現実の経済では両者は深く結びあっており、対立というよりむしろ補完的、ととらえたほうが良いようです。(経済的自由主義と保護主義)

ただ、今日では両者を補完的にとらえても、つまり「自由」と「保護」だけではとらえきれない問題も多く見られるようになってきました。
今日では[政府と市場との中間領域」あるいは両者を越えて、NPO、NGOの活動領域が広がっています。
また、「教育」や「医療」などの分野は「経営の効率性」だけでなく、同時に「息の長い仕事」でもあります。(二元論を超えて)

さまざまな意味で「自由と保護」、[市場と政府」の問題には慎重で賢明な判断を必要としています。

まさに今の日本が直面しているテーマについて、竹本洋さんがわかりやすくお話します。


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