5月28日番組から [番組スタッフから]
2010/05/28(金) 11:00 番組営業担当K

今月は4回にわたり、「日米同盟の過去・現在・未来」と題し、関西学院大学総合政策学部教授の柴山太さんにお話いただきました。今回は第4回目(最終回)・「これからの日米同盟像」というテーマについてお話いただきました。

おもに
・「『西側同盟』という枠組みの中でのこれからの日米同盟のあり方」
  これから日本は国際社会とどのように関わればいいか
・西側同盟・日米同盟以外の組み合わせは想定できるのか
「自主国防路線」と「中国との協調」の組み合わせ
 「中立平和主義」と「中国との協調」の組み合わせ
・柴山さんが考える今後の日米同盟像の理想像

などについてお話いただいています。


今回のお話で私が一番印象に残ったのは、柴山さんが「日本人はとくに国際社会と関わらなくても、お金はもうかり、それなりに幸せに暮らせるのではないかという『幻想』を持っているのではないか」という懸念を指摘されていた点です。まさに自分はそう思っていたのでドキッとしました。

「今の日本の平和が何によって成り立っているのか」なんて、とくに考えたこともなく暮らしていたからです。国際社会の枠組みの中では、自分たちだけが都合のいいことなんてありえないのだと気づかされました。

平和が享受されている裏側で、沖縄の基地問題などが存在していることを忘れてしまっている・・・そんなことを私たち国民が気づかされたここ数ヶ月だったのではないでしょうか。この基地移転問題を契機に、私たちはその成り立ちや現状、地元の方々の長年にわたる負担、米軍の存在理由等を知ることとなりました。
そして今回、柴山さんのお話を聴き、この基地移転問題は、日本とアメリカの二国間だけで解決できる問題ではないことがわかりました。

今の私たちにはできることとできないことがあります。

まずは当事者意識を持って考えること。そして「身近な生活」視点と「国際社会の枠組み」視点に分けて解決に向けた案を考えること。そのために私たちは政治に対して、アジアのみなさんに対して、そして国際社会に対して、何ができるのかを、これを契機に考える時なのかもしれません。

「喜び。そして、その対価としての負担」。
この両者をこの国に住む国民みんなで分かち合えるような国や社会になっていければと感じました。


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