2月27日放送から [番組スタッフから]
2009/02/27(金) 11:00 番組営業担当K

今回は「地球化学図」というテーマでお話をいただきました。
「地球化学図」はいわゆる「地図」とは違い(一般的な「地図」と呼ばれるものは「地形図」をあらわしたもの)、地域の化学的な情報=どのような元素がこの地域にどれだけの分量分布しているかをマップにしたものが「地球化学図」と呼ばれるものだそうです。地球化学図は資源探索や環境解析などにも利用されるそうです。


地球化学図を作るうえで河川堆積物などの調査で試料を集め作るそうですが、たとえばイギリスでは全土から5万試料の河川堆積物を採取し地球化学図を作ったそうです。
日本でも2004年に地質調査総合センターが日本全土の地球化学図を作成しましたが、その試料は約3000試料ということで、まだまだこれから研究が進んでいくに連れて、より詳しい地球化学図ができていくのかもしれませんね。
関西学院大学さんのグループでも地球化学図作りのための調査手法や、サンプルを集めて化学分析していく過程で分かってきた元素分布の特徴などについてもご紹介いただきました。


4回にわたり地球化学という観点で壷井さんにお話をいただきました。

今回の冒頭で壷井さんがお話されていますが、環境問題が叫ばれる中、昨今その危機感がようやく身近なものとして感じられてきました。「地球温暖化」「オゾン層破壊」「大気汚染」「水質汚染」などは地球の中でも「大気圏」「水圏」のなかで起きている環境問題で、とくによく耳にします。それらの中で「土壌汚染」というのは、今回テーマであった「地圏」で起きている環境問題です。土壌汚染の調査にも今回の紹介いただいた地質調査の方法が有効だそうで、壷井さんや学生の皆さんたちの研究が環境問題にも通じていくというのはスケールがとても大きく、意義のあることなんだなあと、うらやましく思いました。

そして我々も地球のことをもっともっと興味を持ち理解していくことは、自分たちの生活が及ぼす地球内部への環境汚染がどんなことなのかを身近に考えていくきっかけにもなりますし、汚染を防ぐために個々が徐々に自覚していけるきっかけにもなるのではないでしょうか。
私は壷井さんのお話を通じて、地球の内部のことについて興味が湧き、いままでじっくりと考えてきたことのなかった「自分の足元」のことに目線がいくというか考えるきっかけになりました。
これからはふとした瞬間に、自分の行動と自然への、環境への、そして地球への影響も考えていけるようになっていきたいと思います。


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