7月25日放送から [番組スタッフから]
2008/07/25(金) 14:57 番組営業担当K

今回は「対外経済関係について」、とりわけ貿易と直接投資について詳しくお話をいただきました。


中国の貿易は輸出入ともに急速に拡大しているのはいわずもがなという感じですが、その中身については正直なかなかわかりづらいところでした。国別で見ると日本や韓国・ASEANとの貿易は赤字である一方、対アメリカやEUとの貿易は大幅な黒字なんですね。当然大幅黒字になるということですからここに貿易摩擦も起きているということです。
日本との貿易についても詳しく見ていくと、日中間の貿易については日本の赤字なのですが、香港経由の貿易を含めると日本側の黒字になるということです。香港がいまの中国の貿易で大変重要な役割を担っているのは伊藤さんがご紹介していただいている通りです。

今回放送時間の関係でご紹介できませんでした、伊藤さんがおもちいただいたおもしろいデータをここでご紹介させていただきます。

中国の商品別輸入の伸び率から貿易の特徴を垣間見れるというものなのですが、2005年の輸入数量の伸び率が高い商品はテレビ、音響機器などの部品でその伸び率は45.7%、パソコン部品は35.2%、鉄鉱石が32.5%、航空機は46.6%となっています。
これらの数値から、製造業の部品を多く輸入し組み立てて輸出するということで、中国の輸出の半分以上は外資系企業が関係しているとのことです。もちろん外資系企業だけでなく、中国企業の部品も輸入して組み立てたりします。
また「鉄鉱石」という “原料”と「航空機」という “鉄製品”と相矛盾するものを同時に輸入していることを疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、これは経済の拡大に伴い鉄を生産するため鉄鉱石も輸入するけど、上でも記したアメリカ・EUとの貿易摩擦を多少緩和するために手っ取り早く航空機も輸入するという現象によるものとのことです。


私個人的な感想ですが、ここ数年で中国との距離がすごく身近になったような気がしています。オリンピックであったり、身の回りで中国製の製品が増えたり、中国を特集するテレビ番組や旅行CMを見たり・・・。
時には日中間ではいろいろな問題が発生し緊張関係になることもありますが、このようなことをひとつずつ乗り越えていきながら国家同士、そして個々の人間同士の交流なども深まっていくような気がします。ビジネスの面でも中国、そしてアジアとの関係も重要になっていくでしょう。
そのためにも今から中国の経済や地理、文化、歴史などもっともっと関心を持って理解を深めていく努力をしていかなければなあと思いました。


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