6月24日番組から [番組スタッフから]
2011.06/24 番組営業担当K 記事URL

今月は「グローバル化する経済:その功罪を考える」というテーマについて関西学院大学経済学部教授の藤井英次さんにお話いただいています。今回はその4回目・「グローバル化の視点で読み解く世界の経済問題」というテーマについて解説いただきます。

これまで3回の番組を通じて、経済のグローバル化の「メリット」・「デメリット」、「大きな潜在力」と「大きな課題」について考察してきました。経済のグローバル化は大きな問題がある一方で、多大な恩恵もあり、そして避けては通れない趨勢であることも事実です。今回の番組では、近年起こっている現象から、世界経済が今後の取り組んでいくべき方策の考え方のヒントとなるお話をしていただきます。

番組内で藤井さんがご紹介している、アナン前国連総長の指摘している文章をご紹介します。
“The main losers in today’s very unequal world are not those who are too much exposed to globalization. They are those who have been left out.”
(「今日の極めて不平等な世界における最大の敗者とは、グローバル化に晒されている人々ではなく、グローバル化から取り残された人々である。」)

今後も日本を含む世界の国々はグローバル化に背を向けるのではなく、グローバル化と向き合い、課題解決に知恵を出し合う必要があるということを象徴する、私たちにも身近に感じなければいけない言葉ですね。

ここ5年ほどみても、あるひとつの国から起こった経済問題が世界経済にまで波及する事例がたくさん見られました。


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6月17日番組から [番組スタッフから]
2011.06/17 番組営業担当K 記事URL

今月は「グローバル化する経済:その功罪を考える」というテーマについて関西学院大学経済学部教授の藤井英次さんにお話いただいています。今回はその3回目・「グローバル化する経済の現実と課題」というテーマについて解説いただきます。

前回は経済がグローバル化することの利点についてのおはなしでしたが、今回は現実に経済のグローバル化が進む過程でどのような問題が生じてきているかについて解説いただきます。

「グローバル化」について「賛成」「反対」の立場からの代表的な意見としてパーシー・パーネヴィック氏、スーザン・ジョージ氏の見解を紹介いただきました。

いろいろ意見はありますが、肯定論と否定論をまとめると

「肯定論」・・・経済のグローバル化は貧困国が経済的に発展し、貧困国においても先進国において国民の生活水準を引き上げることに貢献する
「否定論」・・・経済のグローバル化は自由主義市場を推し進めることで西洋の多国籍企業に多大な恩恵をもたらす一方、他国の地場産業や一般大衆には多大なコストを強いる

というのがお互いの主張です。ではこの対立の根幹にあるものは何でしょうか。


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6月10日番組から [番組スタッフから]
2011.06/10 番組営業担当K 記事URL

今月は「グローバル化する経済:その功罪を考える」というテーマについて関西学院大学経済学部教授の藤井英次さんにお話いただいています。今回はその2回目・「経済学が示唆するグローバル化の恩恵」というテーマについて解説いただきます。

まず冒頭で藤井さんから「究極的に経済学とは・・・」に、「限りある資源をどのように配分すれば、達成可能な最良の結果を生み出すことができるかを考える学問」とお話いただきます。使い道は無限にありますが、その充当方法によって結果も大きく異なります。

この問題を考えるにあたり、標準的な経済学では「国境によって経済活動を細かく制限するよりも、国境を越えた経済取引を自由にしたほうがより効率的な資源配分が可能になり、それによって経済厚生(人々の暮らし向き)も向上する」と考えているそうです。「国ごと」の資源配分よりは「地球規模」で考えた方がいい結果を生み出すというものということです。その理由を商品(モノ)と資本(カネ)の取引に分けて考えてみます。


このことは(国際)貿易という言葉に置き換えられますが、そもそもなぜ国と国は『貿易』をするのでしょうか?


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6月3日番組から [番組スタッフから]
2011.06/03 番組営業担当K 記事URL

今月は「グローバル化する経済:その功罪を考える」というテーマについて、関西学院大学経済学部教授・藤井英次さんにお話いただきます。

「経済のグローバル化」という言葉はリスナーの皆さんもすでに耳にしない日はないというくらい、常識化している経済用語だと思いますが、その実態やその功罪についてはなかなかわからないという方も多いのではないでしょうか。今月はそれらについて藤井さんにわかりやすく解説していただきます。「経済のグローバル化って何だろう?」「経済学が示唆するグローバル化する恩恵」「グローバル化する経済の現実と課題」「グローバル化の視点で読み解く世界の経済問題」というテーマで4回にわたりお話いただきます。


今回、第1回「経済のグローバル化って何だろう?」というテーマについてですが、この「グローバル化」「globalization」とはglobe(地球)、global(地球上の・全世界的に)という言葉に由来し、世界銀行によると「グローバル化とは人類の歴史上避けることのできない現象であり、モノや情報、知識や文化の交換・交流を通じて世界の国々をより緊密にするものである」と定義しているそうです。そのなかでもいわゆる「『経済』のグローバル化」について、藤井さんは「国境を越えた商品、サービス、資本、労働の流れが増大することにより、世界各国の経済がより緊密になること」とおっしゃっています。

では、経済のグローバル化が進むとどのようなことが可能になるのでしょうか?


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2011年6月の出演 [出演者]
2011.05/19 番組営業担当K 記事URL

2011年6月の出演は関西学院大学経済学部教授・藤井英次さんです。

今月のテーマは「グローバル化する経済:その功罪を考える」です。

経済のグローバル化が意味するものについて、国際経済学の理論的な視点から考察し、現在のグローバリゼーションがもたらす功罪について考察していきます。

「グローバリゼーション」「グローバル化」という言葉は近年世界中のメディアを頻繁に賑わせる文字通り「grobal buzzword」(世界的流行語)となりました。
同時にその「グローバリゼーション」の賛否をめぐって、世界中の政治家や政策担当者、学識者、企業経営者、労働者、NGO・NPO関係者から激しい議論を繰り広げてきたが、支持派と反対派の見解は今なお厳しく対立しています。

日本においても、最近TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への参加の是非をめぐって賛否様々な意見が聞かれます。

今回の藤井さんのお話を通じて「そもそも『グローバリゼーション』とは何か?」「なぜ『グローバリゼーション』をめぐってそれほどまでに激しい意見の対立が生じるのだろうか?」「この問題を考える上で経済学はどのような視点や示唆を提供してくれるだろうか?」などについて考えてみます。
藤井さんのわかりやすい解説をききながら、みなさんも一緒に考えていきましょう。