6月25日番組から [番組スタッフから]
2010.06/25 番組営業担当K 記事URL

今月は「合理的思考の深層を探る」と題して、4週にわたり関西学院大学文学部教授の久米暁さんにお話いただきました。今回は最終回(4回目)、「感情や習慣と理性の関係」をテーマにお話いただいています。

これまで3回にわたり「理性主義の批判」についてお話をいただきました。
行為決定における理性主義は「感情に従わず、理性的反省の結果に従え」というものの、理性的反省の奥底には結局のところ感情が隠されているということ。
また、科学的探究における理性主義・合理主義については、「慣習には従わず、科学的・合理的探究・予測に従え」というものの、その合理的探究・合理的予測自体が「これまでそうだったから、これからもそうだろう」という「私たちの心に働く『習慣』を前提」としている、つまり習慣の排除を唱えているにもかかわらず、それが推奨する科学的合理的探究の前提にある習慣を認めているという点でナンセンスであるというお話でした。


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バーゼルのビジネスマン [番組スタッフから]
2010.06/23 番組営業担当I 記事URL

新大阪から新幹線に乗りました。
その日中に東京に戻りたいビジネスパーソンで社内は結構混雑している時間帯です。

通路に出るため、「ちょっと失礼します」と言ったのが、会話の始まりでした。
隣席の方はスイスのバーゼルからきたビジネスマン。バーゼルに本社がある医療関係の会社にお勤めで、日本には製薬会社へのセールスと研究機関との共同実験のために頻繁に訪れるのだそうです。


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6月18日番組から [番組スタッフから]
2010.06/18 番組営業担当K 記事URL

今月は「合理的思考の深層を探る」と題して、4週にわたり関西学院大学文学部教授の久米暁さんにお話いただいています。今回はその3回目、「科学的合理性の深層」をテーマにお話いただいています。

前回は『理性』は「こうすればああなる」「ああするためにはこうするとよい」ということを発見し、知るということを役割としているので、行為決定に際しては「サブ」の役割しか果たしえない、つまりおもに「目的と手段関係を知ることを役割としている」というお話でした。

でも、『理性』は、
・「行為決定に際してはサブの役割しか果たせないとしても、目的・手段の関係の発見に際して、慣習や習慣といったものにとらわれず、合理的で科学的な方法によって探究をすべきではないか」
・「社会通念や慣習・習慣に惑わされず、合理的に科学的な方法に基づいて探究を進めたときにこそ、真理に到達できるのではないか」
=科学的探究における合理主義・理性主義について考えてみようということですが・・・。

人はなぜ「こういうことが起これば、次もこういったことが起こる」・「これまでずっとそうだったことは、これからもそうである可能性が高い」と思ってしまう理由を例に、合理的予測の深層を探っていきます。


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6月11日番組から [番組スタッフから]
2010.06/11 番組営業担当K 記事URL

今月は「合理的思考の深層を探る」と題して、4週にわたり関西学院大学文学部教授の久米暁さんにお話いただいています。今回はその2回目、「『目的』を『理性』によって定めることができるか」をテーマにお話いただいています。

前回は行為決定の際に(理性的反省を加えているとしても、)結局は「ある感情」によって決められているというお話でした。

ただ『理性』が何もしていないというわけではありません。『理性』が果たしている役割とは何?・・・ということについてお話いただいています。


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6月4日番組から [番組スタッフから]
2010.06/04 番組営業担当K 記事URL

今月は「合理的思考の深層を探る」と題して、4週にわたり関西学院大学文学部教授の久米暁さんにお話いただきます。今回は「『理性』と『感情』とは対立するか」をテーマにお話いただいています。

「哲学」のお話はちょっと難しいイメージがありますが、私たちの身近な行動のなかにもたくさんの「哲学」があふれています。


例えば、今回お話いただいた「疲れきった朝に、会社をサボりたくなってしまう」という場面を想像してみてください。

「このまま寝ていたい」「休んでしまえば仕事に間に合わずクビになってしまう」

「だから会社に行かなければならないと『理性』で考える」
A.「別にいいや」と思って寝てしまえば『感情』に負けてしまう
  B.寝ていたいという感情を抑えてベッドを出れば『理性』にしたがって行動した

ここに出てくる『理性』というものが、今回のお話のポイントです。


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2010年6月の出演者 [出演者]
2010.05/25 番組営業担当K 記事URL

2010年6月の出演は関西学院大学 文学部教授の久米暁さんです。
テーマは哲学・「合理的思考の深層を探る」です。

「感情や慣習に流されずに、理性に従って合理的思考に基づいて行為せよ」という考え方は、当たり前のことのように、われわれの人生を導いているように思われます。しかし、合理的思考とは一体どのようなものでしょうか。そして合理的思考は、敵対関係にあるとされる感情・想像力・慣習とどのような関係にあるのでしょうか。合理的思考の深層を哲学的視点から覗いてみることにしましょう。

「哲学」というと難しいイメージをもたれる方も多いと思います。上記の文章を読んでも???な方も多いかもしれません。そんな難しいテーマを、具体例をたくさんご紹介しつつ久米さんにわかりやすく解説いただきます。

でも、このような場面を想像してみてください。
「疲れきった朝、会社をサボりたくなってしまう。このまま寝ていたいなー・・・」と思ったとき、「眠い」・「寝ていたい」という感情を抑え、ほとんどの人は「理性に従って」仕事に向かいますよね。でもその行動は、本当に「理性」「合理的思考」に基づいた行動なんでしょうか?そもそも「理性」とか「合理的思考」っていったい何なんでしょうか。「理性」と「感情」の関係とは?


このように考えると、哲学もより身近に感じていただけると思います。
そのような興味深いお話が満載です。どうぞお楽しみに!