番組からプレゼントのお知らせです!!!
今年3月に出演いただいた櫻田大造さんの新しい著書『対米交渉のすごい国 ~カナダ・メキシコ・NZに学ぶ~』(光文社新書 定価800円+税)を、番組をお聴きのリスナー・当ページをご覧の皆様5名様にプレゼントいたします。
番組でご紹介いただいた「大国・アメリカ」に対して、巧みに交渉を進め自国の成果を勝ち取っていった対アメリカに対する小国たちの実績と戦略について詳しく書かれています。
オビには「小が大を呑む戦略とは? あらゆる交渉で使える21の鉄則」と書かれています。大きな交渉ごとをうまく進めるヒントを、この本でぜひ見つけていただきたいと思います。
番組をもう一度聴きながら、こちらの本を読んでいただくと、また理解が深まると思います。
ご希望の方はこちらの申し込みフォームから必要事項を入力の上お申し込みください。ぜひ番組に関するご意見・ご要望などもお書き添えいただけますとうれしいです。
申し込み締め切りは7月3日(金)到着分まで有効です。当選者の発表は賞品の発送を持って代えさせていただきます。なお、いただいた個人情報につきましては賞品発送の目的以外には使用いたしません。
たくさんのご応募、お待ちしております!!
プレゼント申し込みフォームはこちらからどうぞ
今回は「『(対米)弱小国』から学ぶ対米操縦術」の最終回、「日本への教訓と日本の事例」と題して、日本が対米外交で勝利した事例を櫻田さんにお話いただきました。
これまで見てきた国々はアメリカとは同盟国・友好国ということもあり、軍事力が自国の何倍もあったとしても交渉結果には結びつかないし、また政治状況をよくよむ、争点をリンクさせる、アメリカの関心の低さを逆手にとる、首脳レベルの友情外交に訴えるなどで「操縦」に成功した例をご紹介いただきました。では日本が外交で「勝利」した時の例はどのような状況だったのでしょうか。
今回は「『(対米)弱小国』から学ぶ対米操縦術」の第3回目、「米加自由貿易協定・北米自由貿易協定、そして酸性雨対策協定」と題して、カナダがアメリカに対してこれらの交渉・協定締結に際して、交渉を有利に進めていった過程を櫻田さんにご紹介いただきました。
1980年代後半のマルルーニー・カナダ首相とアメリカ・レーガン大統領やブッシュシニア(=ジョージ・H・W・ブッシュ大統領。その子供のジョージ・W・ブッシュ・前アメリカ大統領とわかりやすく識別するためにこのような表現をしていただいています)大統領と友情・信頼関係を築き、これをテコに大胆なイニシアティブを打ち出して対米操縦に成功した例をご紹介いただきました。
今回は「『弱小国』から学ぶ対米操縦術」の第2回目、「イラク戦争と弱小国、そしてニュージーランドの場合」と題して、櫻田大造さんにお話をいただきました。
今回は実際の国際政治紛争の場において「小が大を呑む」ような事例として、2003年のイラク戦争時におけるカナダ・メキシコ・ニュージーランドがアメリカに対して「No」といった(参加しなかった)例をご紹介いただきました。
詳しい経緯や背景については番組をお聴きいただければと思うのですが、初めて聴くお話で、とても興味深かったです。
イラク戦争については、今でこそその意義や功罪について分析が進みつつあり、結果論からは何とでも言えるのですが、開戦当初からしっかりと非参加の意志とその根拠を示している各国の立場を初めて知りました。それぞれの国が、その立場もうまく利用し、きちんと自らの立場を主張している、もっといえばきちんと主張をできるんだと、日本人から見て、私はとてもビックリしました。それができるためのキーワードは「争点のリンク」と「主張する時には相手の立場も慮った対応も必要」なのでしょう。