今回はシリーズの最終回「都心と郊外は共生できるか」というテーマでお話いただきました。
昨今都心、または駅のすくそばに高層マンションが建ち始めているのをよく目にします。
私どもラジオNIKKEI大阪支社の最寄り駅・地下鉄淀屋橋駅の真上にも元百貨店があった跡地に高層タワーが建設中です。毎月1回出張に行く度にその風景がかわっていくのには本当に驚かされます。
今回は「高齢化する郊外」というテーマでお話をいただきました。
今回の角野さんのお話は全く他人事ではありませんでした。
「郊外」「団地住まい」「団地の老朽化」「親からの住まいを相続するかの諾否」「居住者全体の高齢化」「“シャッター商店街”や学校・保育所の賃貸による公共施設・サービスの減退」・・・何をとっても私の住む家・街に当てはまってしまうことばかり。もうメモとりまくりでした(笑)。
今回は「テーマタウンの誕生」と題してお話をいただきました。
戦後の住宅を増やす政策がすすめられたあと、市街地に住宅が集中しすぎて、再び郊外が注目され、家が建ち始めました。
戦前の郊外住宅は「健康」がテーマであったのに対し、戦後の郊外住宅を買ってもらうには、それにプラスアルファの魅力や付加価値が必要であったいうことです。
今回は「住宅不足とニュータウン」と題してお話いただきました。
第二次大戦後、日本は住宅が大変不足したため、住宅金融公庫の設立や公営住宅の供給、日本住宅公団の設立など、国をあげての供給努力がなされ、1968年にようやく不足数と世帯数の需給バランスが逆転したということでした。
その中でも昭和30年代に積極的に供給されたのが「街」単位での建設・供給、いわゆる「ニュータウン」であり、当時は「良質」「安価」な住宅を「早く」供給するには「ニュータウン」建設が当時もっとも効果的だったとの事です。