おととし08年から、それまでの大きなテントの下でワイワイ食事をする会場から、メイダン・アリーナという、巨大なコロシアム風の会場に変わったのだが、正直な感想を言えば、かつての方が、アラビアンな雰囲気満載だったように思う。
08年3月といえば、金融危機の半年前、それこそドバイショックなんてまだまだ先の頃、今思えば、ドバイが最も勢いに乗っていた頃であり、あの時はこの巨大な会場で、メイダンの大宣伝大会となっていたことを覚えている。ド派手な演出で、ひたすらメイダンの名前をアピールしていたのだ。
そのメイダンが完成した今年、これまでにドバイは2度の危機を経た。今年のそれは、ただただ広いこの会場で、適当に食事をして、お酒を飲んで、何となくまとまりの無いイベントになっていた。
かつての、今よりは小さな会場で、テントの下で皆まとまって食事をし、その側で行われるダンスやショーを楽しみながら、ラクダに乗ったり、水タバコを吸ったり、その頃の方が、個人的には良かったかな。
だが、恒例の花火は圧巻だった。
ちょうど座っていた席のすぐ近くで打ち上げられたこともあり、火薬のにおいもスゴイし、まるでこちらに襲いかかってくるかのように目の前で広がる、連続して打ち上げられる花火は、その音と共にすさまじかった。
こんなすごい花火、うちの子供が見たら、どんな顔をするのだろうかな? ふと、日本にいる子供のことを、思い出してしまった。
さて、あっという間に深夜2時。明日も朝からメイダンだ。