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中央競馬実況中継

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まずは関係者のコメントから。



角居調教師
「残念だけど、訳がわからない結果になってしまいました、馬は落ち着いていたし、体に張りもあって、いい状態でした。うまくスタートも切って、いいポジションで乗ってもらえましたし、予定通りの展開になりました。それでいてこの結果、簡単な言葉で言えば、力が足りないというここと。馬はちゃんと走ってくれたし、全力を出したことを感じました。馬づくりを、根本から考えさせられる結果。ウオッカの今後についても、今はわかりません、どうなるでしょうかね」


武豊騎手
「残念でした。雰囲気や状態はすごく良かったし、スタートも良かった。他の馬の出方を伺って、いい形で競馬はできました。直線に向いても手ごたえも良く、リズムも良かったし、必ず伸びてくれると思っていました。それでこの結果…ちょっとどうしてのかな?という感じです。世界でかなわない馬ではないと思います。力を出し切れば、海外のビッグレースを勝てる馬です。またトライしたいですね」


確かに、戦前のムードは昨年をはるかに上回る感じがあったウオッカ陣営だが、結果は違った。世界の競馬で、最も多くの国や地域から参戦するこの競馬は、相手との力関係などが、相当読みにくいことは想像に難くなく、そういう点でも難しいことだらけ。レース後の角居師の言葉が、非常に重かった今回の競馬。皆さんは、あのレース、結果を、どう見たのだろうか。


それにしても、この競馬をグラディアトゥーラスで制したアーマド・アジュテビ騎手には、度肝を抜かれた。この人誰?と思いながらの今年だったが、もとはラクダレースのライダーで、世界の各地で修業して、そしてドバイでサラブレッドに跨る騎手となり、初参戦の今年のミーティングで、いきなりの2連勝。ナドアルシバ最後の日に、これからの世界競馬に、とてつもない新星が出現したことを、大きくアピールしたのだろう。

「僕は、最後のナドアルシバでのミーティングまでに、このイベントに何としても参加したかった。その夢がかないました。そして唯一人のUAE人ジョッキーとして、これからは世界で、この国旗を掲げたいのです」

そう、新聞のインタビューで答えていた彼。夢がかない、そこでチャンスを物にしたのだから、さらなる世界が待っているのかもしれない。“Dreams Come True”をまざまざと見せてくれた彼の今後、楽しみにしたい。


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