ONとOFF。 [山本直の修行日誌]
2017.07/20 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。先週土曜日の鳥政の話をしようかな、とも思っていたのですが、あるブログで書きたいことが全部書いてあったので(笑)今日は違う話をします。

日曜日に福島で仕事を終えた後、新幹線で東京に帰ってきました。1時間半、ぐっすり眠りました。斜め後ろに中野部長がいましたが、お構いなし、いろんな意味で太い人間かもしれません、わたくし。

私は神奈川県茅ヶ崎市に住んでいるのですが、茅ヶ崎市民にとって海の日は特別な日。浜降祭があるからです。




海辺の小学校に通っていた私にとっては、年に1度の同窓会の日。人に揉まれながら、同級生とばったり出会うを繰り返していました。

ある同級生は山好きが高じて、山のある街へ移住。平日は別の仕事をしながら、休日は山岳会に参加したり、学生向けの山岳ガイドをしているそうです。『休みがないよう...』と泣き言(?)を言っていましたが、きっとその同級生にとって仕事はON、山はOFF。まるで仕事のように、山へ向かっているようですが、その話をする声は弾んでいました。

アナウンサーになって5年目の夏。ややもすると、ONとOFFの境目が無くなってくるのがアナウンサーという仕事だな、と思っています。好きな競馬を仕事にしたので、OFFのつもりで南関東の競馬をやっていても、どこかにアナウンサースイッチが入ってる気がします。AKB見てニヤニヤしているのがOFFのつもりだったのに、「こだわりセットリスト」が始まっちゃったし(笑)

その点において、その同級生の生き方は尊敬します。ちゃんと2人の自分を使い分けていますから。

"やる気スイッチ"の入ってる山本を「いいね!」と思ってもらえるように、ちゃんとOFFを作ろうと思いました。だから、火曜・水曜はほぼtwitterも開かずにベッドでぐっすり。氷枕って気持ちいいですね、今週は函館2歳ステークスを実況しに行ってきます。

では、また来週!(水曜ごろ更新します)
時間調整の難しさ。 [山本直の修行日誌]
2017.07/10 山本 直 記事URL
こんばんは、山本直です。名古屋帰りの日勤業務、若干(作業が)押し気味です。いけませんね。この押し・巻き、という表現、予定より遅れている・早まっていることを指していますが、放送業界用語としては、一般に知られている気がします。

我々アナウンサーはマイクの前でしゃべるのが仕事ですが、番組、特に生放送は押したり巻いたりいろいろあります。ただ、基本的に放送開始と終了、一部のポイントは時間が決まっていて、正しくその時間に辿り着くように番組を進めています。

番組の開始や終了はオープニング・エンディングテーマがあることが多く、比較的融通が利きます。簡単に言えば音楽が流れていれば「おはようございます」や「さようなら」が1、2秒ズレても、放送上、大きな影響はないわけです。

ただ、エンディングテーマがない番組の終わり際はなかなか大変です。CMが流れ出す時間が決まっていればなおさら。進行表にも「○秒前にしゃべり終わらないとダメ!」みたいなことが大きく書いてあったりします。

最近は慣れましたが、今またそのプレッシャーに晒されるようになりました。7月から始まった「こだわりセットリスト」という番組です。

この番組で、私は水曜日にAKB48グループの楽曲を流しているのですが、楽曲を使える時間は30分の番組のうち26分40秒。これより短いと無音になりますし、これより長いと番組では流れてくれません。

で、今日の空いた時間のほとんどを、あさって放送分の「こだわり―」に使ったんです。ひたすら柏木由紀さんの声を聴きながら(ま、声聴いてれば癒されるんですけどね・笑)。後奏をカットしてみたりいろいろ手をつくして、どうにかこうにか26分40秒に入れてみました。

楽曲を歌っている人、作っている人、クリエイターの皆さんには申し訳ないな、と思いながらの26分40秒になりましたが、どうぞAKBファンじゃない皆さんも聴いてください。

放送はあさって水曜日の19時30分からです。では、また来週!(たぶん木曜日くらいに更新します)
発走遅れの舞台裏。 [山本直の修行日誌]
2017.07/04 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。函館から戻ってまいりました。帰京翌日に都内で遊んだら、最高気温32.5度で参りました。

さて、土日の競馬中継では函館5レースの後に、日刊競馬の志村竜一さんをお迎えしてのコーナーを函館競馬場からお届けしています。

このコーナーは、レースの実況をお届けした後、志村竜一さんに5レースの回顧と狙いの一鞍を挙げていただいています。函館から10分後には中京5レースの発走を迎えますから、その時間にはコーナーを終わらせよう、ということになっています。

12:10 函館5レース発走
12:13 ゴール~志村さんに回顧をいただく
12:16 志村さんに狙いの一鞍をうかがう
12:19 「函館競馬場からさようなら」

時間で表すとこんな感じでしょうか。ところが、先週日曜日はゲート入りが長引いて、発走が遅れました。私はひたすら喋るしかないのですが、この間の小塚先輩は八面六臂の大活躍。

まず、福島に連絡を入れ、20分まで函館でコーナーを持つことを確認。定刻から6分を過ぎたところで、スターターがゲートを降りるや否や、進行席に座り、志村さんと予想トークを展開。スターターが再度、ゲートを上がるまでにトークをまとめて、実況へ。その流れるような手さばきは夜の(ry

ちなみに実況していた私の方は、ヘッドホンの設定を発走が近付いている第2放送の方に切り替えて実況へ。ゴールした時点で12時20分を回っていたので、3着争いの圏内まで喋ったところで黙ってみる。すると、中京で進行していた米田アナが受けてくれて、中京のレース実況へ。
第1放送の方へヘッドホンの設定を切り替えると、まだ私の実況が流れているようだったので、『パドックの石原さん拾って!』と思いながら、勝ちタイムと上がりタイムを言って黙ってみる。すると、パドックの石原さんがしゃべり始めてくれたので、放送向けの私の仕事は終了。後は、通常のレース実況の流れで、着順掲示板に数字が出るまで喋るのみ。

身内ではありますが、東西のスタッフ、お疲れ様でした!
(発走が遅れないよう努力します。どうやって?)

また来週!
"反省"の15分。"記憶"の30分。 [山本直の修行日誌]
2017.06/27 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

思いっきり他局の話で恐縮ですが、グリーンチャンネルさんで「先週(今日)のレースリプレイ」という番組があります。1競馬場の1日のレースを30分にまとめて放送される番組で、ひたすら全レースのリプレイを見ることが出来ます。

12レースで30分。ラジオNIKKEIの実況シフトは、6レースを1人が担当することがほとんどですから、自分の実況を聴き(見)直そうと思うと、合計約15分。

2015年1月に実況を始めてから、2年5ヶ月。せっかく競馬の仕事が終わった直後に、こんなことしなくてもなー......と思いつつ、こっそりと続けています。このルーティーンで実況が上手くなったかどうかは分かりません。

この作業は「次に頑張ろう」というものであって、くよくよしたりするためのものでもありません。ただ、自分は下手だなぁ、と毎週のように思っています(笑)

実況した後の話をしたので、実況する前の話もします。実況する前日に会社や競馬場で塗り絵(今更ながら説明すると騎手の勝負服と馬の名前を書いたカンニングペーパー)を実況するレース分作ります。大判の紙に複数レース分の塗り絵を書き込む人もいますが、私はB5サイズの紙1枚に1レースずつ作ります。

私は電車に乗って自宅の最寄り駅まで帰る途中や、新幹線や飛行機の中、到着まで30分の間に、塗り絵を見て馬名を覚えられるかどうかのテストをしています。古馬戦の少頭数は覚えやすいのですが、新馬戦の多頭数はなかなか大変です。

今週はマジメにまとめました。これから美浦、週末は函館。
来週は絶対、食べ物の話しかしなさそうですからね(笑)
夏開催のイベント情報を見て、テンションを上げよう、の会。(主にグルメ) [山本直の修行日誌]
2017.06/19 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

この週末はなんだかとってもバタバタしました。発走時刻の変更で、コーナーの順序を入れ替えたり、頭が追いつかないことも多々。日曜日の夜9時にはベッドで溶けていました。今日の東京は気温が上がっておりまして、買い物に出ただけで汗だくです。

もう夏競馬は始まっているのです。季節は巡り、(以下略

夏の福島、中京、函館開催のイベント情報がJRAから発表されました。

まずは、2回福島開催
開幕週のメインは、我らがラジオNIKKEI賞。今年は陸上自衛隊東北方面音楽隊の生ファンファーレです!
開催2週目、8日の土曜日の昼休みにスタンド内のピーチプラザで、翌日の七夕賞のレース展望が行われます。進行は中野雷太アナです。
今年もスタンド4階のインフォメーション付近では、炭火焼肉「上杉」の弁当販売がお行われます。指定席エリアですが......食べる価値ありですよ!

続いて、3回中京開催
サイレンススズカ広場では、"CHUKYO SUMMER GARDEN"が行われ、国内・国外のハイボールと週替わりの唐揚げ・フランクフルトが楽しめます。開催2週目の「清須・信長のからあげ」が気になっています。とっても気になっています。(この週は中京に行くのです)

そして、既にスタートしている1回函館開催



THE 海鮮ブースとは!
KING OF 肉ブースとは!
激戦ラーメンブースとは!

ここで4食することはもう確定ですね、これは。

この原稿を書いている2時45分現在、今日のランチにありついていない私は、
ただただお腹が空くだけの原稿になってしまいました。また来週!
曇天のありがたさ。 [山本直の修行日誌]
2017.06/05 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。夕方の日経電子版NEWSが終わった午後6時、この原稿を書いている最中の虎ノ門は雷鳴が轟いて、猛烈な雨が降っています。この夕立が梅雨の到来を感じさせます。定時退社を狙って、全力で仕事を進めているのにこの仕打ち...つらいです。

我々は10の競馬場で実況をします。いわゆるオフシーズンがありませんから、競馬開催が行われる限り、晴れていても、雪が降っていても、双眼鏡を手に実況をします。

雨や雪が降ると、暗くなる分だけ実況するのが難しくなるのはお分かりいただけると思いますが、実は晴天もなかなか大変。そういった意味で、先週末の東京競馬場は意外に難しい条件の時間帯もありました。

まず、騎手のヘルメットや勝負服に日差しが反射して白っぽく見えること、そして、白く乾いたダートが光って見えることもあります。

競馬場によっては、馬群の奥にあるビニールハウスに太陽が当たって、実況中に目の前があああああああ!ということもありました。

そういった意味で、雲に日差しが隠れるとホッとすることもあります。
これからは梅雨もありますが、暑い季節もすぐそこ。競馬観戦する方、特に双眼鏡を持っていらっしゃる皆さんは、目を傷めないようにお気をつけください。

ああ、涼しいところで仕事したいなぁ(函館行きのトラックマンの方のツイートを眺めながら)

では、また来週!
ダービージョッキーは、素晴らしいホースマン。 [山本直の修行日誌]
2017.05/29 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

昨日の日本ダービーをレイデオロが制し、藤沢和雄調教師は開業30年目にして悲願のダービー制覇。騎乗していたクリストフ・ルメール騎手にとっても初めてのダービー制覇になりました。

ダービーに限らず、GIレースの終了後、勝利ジョッキーには息をつく暇もないほど忙しい数十分が待っています。ウイニングランをしてから、地下馬道へ降りて、検量室前で馬から下りるのは一番最後。顔を洗って、泥を落としたら、まず検量室前で勝利ジョッキーインタビュー。愛馬と関係者を追って、コースに改めて登場すると表彰式。ファンの皆さんの前でのインタビューもあります。

その後、次のレースの騎乗次第ですが、検量室脇のインタビューエリアで共同記者会見が行われます。最近はグリーンチャンネルさんの中継でも放映される機会が増えましたが、戦前のトレセンで行われる共同記者会見と比べると、ファンの皆さんには少し地味な存在かもしれません。

実は、先日のヴィクトリアマイルのレース後会見を、私が担当していまして、アドマイヤリードに騎乗していたルメール騎手、須貝尚介調教師にお話を伺いました。

その時、ルメール騎手は12レースの騎乗も控えていたので、記者会見は12レースの終了後に、ということになり、その12レース(BSイレブン賞)も勝利。会見の時間は延びに延びて、12レースの表彰式終了後、ということになりました。

その日のルメール騎手はJRA最多タイの1日9連対と大活躍。コメントを求められるシーンも多くありました。1日の最後ということもあり、より意を伝えやすい英語でのインタビューということになりました。(通訳の方がいらっしゃって助かりました・汗)

上に書いたようにこれが3度目の勝利騎手インタビューであるにもかかわらず、積極的にたっぷり話していただいたので、私はインタビューの最後に、"Thank you for your speak long and many time.(長い時間、何度も話していただいてありがとうございました)"と言いました。

それに対してルメール騎手は、"I'm pleasure.(僕は嬉しいんだ)"と言った後、またすごく長い言葉で喜びを表していたようなのです。"ようなのです"と書いたのは、実は凄まじいシャッター音で聞き取れなかったのです。ああ、何ともったいない。

この共同会見に限らず、ルメール騎手は勝っても負けても、1から10までしっかりコメントをしてくださる誠意の人。我々を含め、競馬メディアからはことあるごとにコメントを紹介していますが、いつもルメール騎手のコメントはありがたいな、と思って聞いています。

ヴィクトリアマイルの翌週、オークスの追い切り後の共同会見も私が担当していまして、ソウルスターリングの追い切りを終えた直後に会見場へ来て、私と目が合った瞬間、『ああ、あの時の!』というリアクションをしてくださいました。ルメール騎手、私のことを覚えてくれていました(聞き手としては最高に嬉しい瞬間です)

通年免許を得て3年目のルメール騎手。時折、言葉に迷うシーンは見受けられますが、積極的に日本語を使ってコメントを残しています。もちろん、それだけが騎手の仕事ではないと思います。が、今年の日本ダービーを制したジョッキーは、世界に誇るホースマンだと、私は思います。

では、また来週。
『84回目のダービー』まであと...... [山本直の修行日誌]
2017.05/24 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

私の手元に、今年のダービーオフィシャルネクタイがあります。毎年、ダービーの時期に発売されるこのネクタイ。今年はイタリアの「BENETTON」社製で、エンジ・ライトブルー・オレンジの3色が用意されています。私はオレンジをチョイスしました。『7枠から買ってみるかな』と思って、よくよくデザインを見てみると白い帽子を被った騎手と馬。うーん、迷いますね。(そんな買い方しないくせに・笑)

ダービー前日の土曜日は休みをもらったので、実況する3つのレースの塗り絵を済ませたら、じっくり競馬新聞とにらめっこをしようと思っています。

いつもそんな買い方はしないくせに、そんな予想の手順を踏まないくせに、なんだかいろんな考え方をしてみたくなるのがダービー。だって、84回目の日本ダービーは、1度しかありませんからね。

指折り数えながら待ちに待ってるダービーデーまで、あと4日。もう100時間を切りました。

私は去年に続いて、ダービーデー最初のレースの実況を担当します。1レースとはいえ、本馬場入場曲のイントロが聴こえ始めた時、それからファンファーレが流れた時のあの歓声は、ヘッドホン越しの自分の声すら聴こえなくなるほどです。

東京競馬場にいらっしゃる皆さんも、全国の競馬場やウインズ、ラジオやテレビを通じてお楽しみになる皆さんも、84回のダービーデーはたった1度だけ。後にも先にもありません。

素晴らしいダービーデーになりますように。では、また。
競馬場グルメ、探しています。 [山本直の修行日誌]
2017.05/16 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

昨日は川崎競馬場に行っていました。

食べて。


飲んで。


食べて。

この他に、競馬場名物のコロッケとかさつま揚げとか......ああ、食べすぎた。twitterのリプライでもいただいたのですが、競馬場の"もつ"ってなんであんなに美味しいんでしょうね。

我々は中央競馬で仕事をしているのですが、なかなかスタンドを探索する時間はないのです。「●●競馬場の美味しいモノを教えてください」と言われても、知ってる競馬場と知らない競馬場がありますし、決まったメニューになりがち。

土曜日の夕方5時10分から「競馬LIVEへGO!!」というしょうもない番組をやっているのですが、あの番組宛にも定期的にこういったお便りが届くのです。全国の皆様、中央・地方を問わず、わたしの競馬場グルメ、教えてください。メールはanaアットマークradionikkei.jp。番組サイトはこちら

今週はさらっと、このくらいで。また来週!
極私的、新潟大賞典の回顧。 [山本直の修行日誌]
2017.05/08 山本 直 記事URL
こんにちは、山本直です。

よく考えたら(いや、よく考えなくても)このコラムのタイトルは「山本直の修行日誌」です。私事ですが、最近twitterを始めまして(リンク)、新潟の"美味しい話"はそちらにつらつらと上げていったので、たまにはマジメに実況の反省を書こうと思います。

小塚アナも書いていましたが、今回は「新潟の芝」に話を絞ってみましょう。数字で言いますと、直線の長さは658.7m。いわゆる"最後の直線"としては日本最長です。それを踏まえ、ペースは緩みやすく、ほとんどの馬が余力を残して直線コースを迎えます。内回りの直線が358.7mしかない(とはいってもJRAの標準的な長さではありますが)こともあって、内回りと外回りのレースで我々実況アナウンサーが見る直線の景色は全く違ったものになります。

昨日、日曜日の後半6レースの実況を担当しました。9、10Rが内回り、メインの新潟大賞典は外回りでした。映像をご覧になれる環境の方はご覧いただければと思うのですが、9Rの上位争いも、実況としてはなかなか捌きに苦労したレースでした。レースはハイラップで流れたものの、先行各馬が脚を残して直線を迎えます。公式映像のタイム表示で50秒くらいのところでは、最内から6・7頭分のところまでに馬群が固まっています。この中から、より伸びそうな馬、上位が望めそうな馬を探して、口にしていく作業です。

そこから200mほど先、1分02秒のところで、勝ったトウショウジャイロを中にして、内にいる2頭、外の3頭、合わせて6頭が勝負圏内かな、と思いました。コメントとして拾えていない馬を拾って、ゴールまで3秒弱、6頭の名前を出すには短い時間です。最後に言ったのは「横に広がっているが、中で抜けたトウショウジャイロ、ゴールイン」。2着争いはゴール後に圏内の4頭の名前を言うのがやっとでした。細かく書いたつもりですが、これは単純な「接戦の難しさ」で、どこのコースでもあることです。

続いて、新潟大賞典。外回り、重賞クラスのハンデ戦、16頭立て。さすがに"覚悟を固めよ"という条件ですね(笑)

公式映像の1分32秒あたり、「ずらっと内から外まで馬場いっぱい」と言ってみましたが、これが新潟の外回りらしい馬群の形です。逃げたトーセンレーヴはスタート直後こそ内に寄せませんでしたが、3・4コーナーはラチ沿いで回って、この200mほどで馬場の真ん中まで進路を外に持って行きました。この時点でわずかに先頭と分かる状況です。

内からマイネルフロストとサンデーウィザードが並びかけて、1分38秒のところで3頭が横並びになります。並びかけた2頭に脚があることは分かりますから、この争いに加わってくる馬がいるかどうか、を次に考えます。新潟外回りあるあるといえば「見えないところから飛んでくる」なので、外に目線を振ってみると、1番人気のメートルダールとロンギングダンサーがいて、内外離れているもののトーセンレーヴと同じくらいのところまでは来てそうに見えました。

この後、マイネルフロストとサンデーウィザードの名前を2回続けて呼んでいるのですが、どちらかが前に出るか?と思っていたら並んだままだったことと、メートルダールの伸びが前まで届きそうかを測っていました。ただ、さすがに届くほどの脚には見えなくて、フルーキーの伸びが目立って見えて3着争いも接戦になりそうでした。もうゴールまでどちらかの接戦は決着がついてくれ、ついてくれ......分からない!ままゴールに入りました。

正確に言えば「サンデーウィザードが勝っているだろう、メートルダールが3着だろう」とは思っています。でも、お伝えできるほどの差ではなかったのです。実況として口にする基準として「分からなかった」です。

本当にいいレースでした。毎度のことながら、ハンデキャッパーさんも絶妙なハンデを設定されていたのだろうと思いますし、上位2頭はお互いにベストと思える走りをしていた、というコメントがジョッキーからも聞かれたようです。

マイクのカフ(スイッチ)を切って、一番最初に思ったことは「新潟らしいレースだなぁ」ということでした。日本酒も食べ物も美味しいモノが揃ってて、夜が楽しい街ですが、アナウンサーとして対面する新潟競馬は本当に"ドS"。"Umai"と"Sadistic"がある新潟。UとS。そういえばそんな建物がどこかにあったような......。

では、また来週!
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