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きょうの阪神4Rで行われた障害3歳以上未勝利で、ランドフェニックスが障害初出走。これが、2019年生まれの現3歳馬の障害レース初出走となりました。
平地競走と同様、この6月のいわゆる夏番組から、障害レースも4歳以上→3歳以上という競走条件となり、3歳馬も出走できるようになります。ただ、6月にクラシックを目指す有力2歳馬が出走することは増えてきていても、3歳馬が障害レースに出走するケースは珍しい。まあ並べて比較できることではありませんが。
3歳馬が6月までに障害レースに出走するのは、1986年以降でランドフェニックスが149頭目。で、検索していくとどうやら以前は5月にも3歳馬が障害レースに出走できた模様。最も直近では2011年5月29日の京都4Rに3歳馬テイエムバレンシアが出走しています。ちなみにこの日はダービーデー、オルフェーヴルが雨中の一戦を圧勝した日です。あれー、つい10年ほど前はダービーの開催でも3歳馬が障害に出走できたんだっけ。覚えてないや...。


ただし、5月中に3歳馬が障害レースに勝ったケースは1986年以降ではありません。ヤマニンキャンドルが1986年5月31日の阪神1Rで2着となったのが、3歳馬の5月の障害レース最高成績。
6月だと、1986年以降で5頭が勝っています。そのヤマニンキャンドルが障害2戦目で初勝利をマークしているほか、チアズシンプウ、マイチャンピオン、ニケスピリット、そして最直近が2013年6月8日に勝ったクリスクリングル。この馬が、カレンダー上では「1986年以降で最も早く障害レースを勝った3歳馬」ということになりそうです。
ニケスピリット懐かしいですね。当時は平地と障害で収得賞金を合算していたので、3歳夏にしばらく障害を走って勝ち星を挙げた後に秋は菊花賞に出走したんです。前走が東京障害特別という菊花賞出走馬はなかなかお目にかかれません。主戦は中竹和也騎手(現調教師)、平地障害両方の免許を持っていたので菊花賞にもそのまま騎乗しました。


過去にこれより早く障害戦を勝った3歳馬もいなくはない、かもしれませんが数は多くないのでは。
そもそも、満3歳の誕生日を迎えないと競走馬は障害レースに出走することができません。日本中央競馬会競馬施行規程の第7章(出走馬)、第83条の2に規定があります。引用しますと...

障害競走に出走させることができる馬は、3歳以上の馬とする。ただし、3歳の馬は、出生の日から起算して3年を経過しなければ出走させることができない。
ということなので、もし5月以前に3歳馬が出走できる障害レースが組まれていたとしても、誕生日にならないと出走資格がないので出走できる馬は多くないだろうというのが想像できます。


ちなみに第83条の1はこうです。

平地競走に出走させることができる馬は、2歳以上の馬とする。ただし、2歳の馬は、出生の日から起算して2年を経過しなければ出走させることができない
つまり満2歳にならないとレースに出走できない。地方競馬では4月に2歳戦が始まるところがありますが、4月生まれの馬は使いたくても誕生日が来ていないから使えない、なんてことが発生しているのかも。実際、レースの数日前が満2歳の誕生日、という出走馬が4月のホッカイドウ競馬で何頭か見つけることができました。


ランドフェニックスは、きょうがデビューからの5戦目。競走キャリアそのものも多くはありません。しかもただ走るだけじゃなく、障害を飛び越えて長い距離を走って...ですから、このキャリアで勝ったらスゴイ。
1986年以降のデビュー馬で、初出走から5戦以内に障害レースを勝った馬(年齢問わず)は8頭。最も最近では17年10月21日の新潟1R、エオヒップスがデビューから5戦目で勝っています。8頭すべてキャリア5戦目での勝利なので、もし今後キャリア4戦目で障害レースを勝つ馬が現れたら1986年以降デビュー馬では新記録ということになりそうです。記録更新するほど浅いキャリアで勝てるなら相当の素質馬、オジュウチョウサンの後を継ぐ存在となるのかもしれませんが、果たしてそんな馬は現れるのでしょうか。


では、6月 19日(日) の出演予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
安中貴史(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
沢田美紀(日刊競馬)1R-4R
林茂徳(競馬ブック)5R-8R
吉田幹太(競馬ブック)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:35頃 「メインレース展望」
11:55頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「函館競馬コーナー(1)」出演:赤塚俊彦(競馬ブック)
13:25頃 「日曜メインレース展望」
13:55頃 「函館競馬コーナー(2)」出演:三嶋まりえ(日刊スポーツ)
14:25頃 「パドック解説者 レース展望」
16:25頃 「来週の重賞展望」


東京実況:大関隼(1R-6R)小林雅巳(7R-12R)
進行:藤原菜々花、米田元気、山本直也
パドック進行:石原李夏
函館実況:佐藤泉(1R-6R)小塚歩(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
大西修平(デイリースポーツ)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
吉田順一(馬サブロー)1R-6R
竹村浩行(馬サブロー)7R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 狙いのレース」
9:50頃 「一般レースの狙い」
10:25頃 「メインレース展望」
11:45頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「函館競馬コーナー」(ラジオNIKKEI第1と同時放送)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:45頃 「日曜メインレース展望」
16:10頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:三浦拓実(1R-6R)山本直(7R-12R)
進行:檜川彰人、岡田麻紗巳
パドック進行:加藤弘晃


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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