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タイトルの通りです。先週の菊花賞の結果を振り返って、やっぱそうなのかなと思った次第でして。
ご存知の通り、菊花賞トライアルの神戸新聞杯は不良馬場で行われました。2200メートルで2分18秒もかかるタフなコンディションとなり、ここで上位に入って菊花賞に進んだ馬たちは馬券に絡むことはできませんでした。


レース後の騎手コメントから聞こえたように、やはりダメージは大きかったのかな、などと。


1986年以降で「芝2200メートル以上の不良馬場の重賞を走った馬」は198頭。このうち、次走に重賞を勝った馬は10頭いました。直近では今年の日経賞を勝ったウインマリリン(前走は不良のAJCC6着)が該当します。
10頭のうち、最も前走からの出走間隔が短かったのはライスシャワーの中4週、次いでサトノクロニクルの中5週。ライスシャワーは日経賞6着のあと天皇賞(春)を勝ち、サトノクロニクルは不良馬場の菊花賞(勝ち馬キセキ)10着のあとチャレンジCを勝ちました。
上記条件を「次走にGIを勝った馬」とすると、1995年天皇賞(春)を勝った前述ライスシャワーただ一頭。「芝2200メートル以上の不良馬場の重賞を勝ち、次走の重賞も勝った馬」とするとミヤビランベリ(09目黒記念→七夕賞)とオルフェーヴル(11日本ダービー→神戸新聞杯)しかいません。不良馬場を走った後の調整の難しさが感じられるデータです。馬場状態を嫌ってのスクラッチは海外では行われますが、日本では認められませんので...。


3歳馬に限ったデータ。1986年以降、距離を問わず「不良馬場の3歳芝重賞を走り、次走GI勝ち」を調べると5頭。
ウィナーズサークル(不良の皐月賞2着→ダービー1着)
ハクタイセイ(不良のきさらぎ賞1着→皐月賞1着)
メジロドーベル(不良の桜花賞2着→オークス1着)
チアズグレイス(不良のチューリップ賞10着→桜花賞1着)
アグネスタキオン(不良の弥生賞1着→皐月賞1着)
1986年以降のクラシックにおいて、トライアルが不良馬場→本番で好走、というケースはチアズグレイスとアグネスタキオンのみ。両方とも好走はアグネスタキオンだけ。
とはいえサンプルが少ないのも事実で、菊花賞トライアルに限れば1986年以降で不良馬場で行われたのは1988年、2003年のセントライト記念と今年の神戸新聞杯のみ。基本的には「不良馬場のトライアルの後の本番はしんどい」と覚えておいたほうがいいような気がします。


では不良の芝2000メートルの重賞出走馬の次走はどうか? というと、該当馬は延べ260頭いて、次走GI勝ちは前述ウィナーズサークル、ハクタイセイ、アグネスタキオンに加え、アーネストリー(不良の金鯱賞3着→宝塚記念1着)が該当。これら4頭を加え、重賞を勝った馬は8頭。ふむ、2200m以上より2000mのほうが好走例が少ないのか。2000mの不良馬場は消耗度が大きいのか、出走馬のレベルが高くてわずかな消耗もディスアドバンテージになるのか。うーむ。
ここで思うのは、今年の大阪杯。馬場状態は「重」でしたが、かなり時計が掛かるヘビーな馬場でした。


この大阪杯出走馬の次走以降はこうなります。
1着レイパパレ 宝塚記念3着→オールカマー4着
2着モズベッロ 宝塚記念8着→京都大賞典13着
3着コントレイル ?
4着グランアレグリア ヴィクトリアM1着→安田記念2着
5着サリオス 安田記念5着
6着以下で次走掲示板圏内はペルシアンナイト(鳴尾記念4着→札幌記念3着)
こうしてみるとグランアレグリアはさすが。初の2000m、初のコーナー4回の競馬、しかも道悪で最後苦しくなり4着に敗れ、次走ヴィクトリアマイルですぐに巻き返すのですから。しかも他の上位馬よりもレース間隔は短い。能力の高さ、精神的な強さを感じますよね。
大阪杯上位馬で唯一、まだレースを走っていないのがコントレイル。明日の天皇賞(秋)で大阪杯以来のレースを迎えます。どんな結果を残すのか、グランアレグリアとの再対決はどちらに軍配が? エフフォーリアとの世代間闘争もみどころ。大阪杯のダメージを引きずらず、他馬を圧倒していた3歳春の頃のようなコントレイルの姿を見せてもらいたいと、個人的には思っています。


では、10月 31日(日) の放送予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]


<解説>
赤塚俊彦(競馬ブック)
能勢俊介
小木曽大祐(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R-4R
吉田幹太(競馬ブック)5R-8R
京増真臣(研究ニュース)9R-12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:50頃 「メインレース展望」
11:40頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
11:50頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:10頃 「日曜メインレース展望」
13:40頃 「新潟競馬レース展望」出演:中西友馬(日刊競馬)
14:15頃 「パドック解説者 レース展望」
16:15頃 「来週の重賞展望」


東京実況:小塚歩(1R-6R)大関隼(7R-12R)
進行:藤原菜々花、木和田篤、小屋敷彰吾
パドック進行:石原李夏
新潟実況:佐藤泉(1R-6R)中野雷太(7R-12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
寺下厚司(スポーツニッポン)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
竹原伸介(馬サブロー)1R-5R
城谷豪(馬サブロー)6R-12R


<主なコーナー>
9:50頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:40頃 「一般レースの狙い」
11:10頃 「メインレース展望」
11:30頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:40頃 「JRAホッと耳より情報!」
13:30頃 「解説者 今日の狙い目」
14:05頃、14:40頃 「メインレース展望」
16:05頃 「来週のメインレースの見どころ」


阪神実況:檜川彰人(1R-6R)米田元気(7R-12R)
進行:山本直也、髙田洋子
パドック進行:加藤弘晃


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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