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きょう14日の小倉2レースで、九州産馬限定の2歳未勝利戦が行われました。この限定戦を待っていたのでしょう、出走馬の多くが中4週や中5週で出てきていました。
夏の小倉開催は3週間の開催のあと、3週間のブランクを経て今週から4週間、トータルで7週間の開催です。この7週のうち九州産限定は例年通り4クラ組まれていて、新馬と未勝利×2が終わり、残すはひまわり賞のみです。


このスケジュールを見て、ふと、何の得にもならないことを思ってしまいましてね。悪い癖。
前半の小倉開催は、例年なら中京で行われていたもの。CBC賞や中京記念が小倉で行われましたよね。今年の九州産限定2歳新馬は、普段の"ナツコク"と同様に開幕週に行われました(初日の土曜日か、2日目の日曜日かは年によります)。ということは、今年の九州産新馬は、カレンダー上は例年よりかなり早く行われたことになるんじゃないか?


調べてみました。
1986年以降行われた九州産馬限定競走は176クラ(8月13日現在、以下同じ)、うち7月~9月のいわゆる夏競馬で行われたのが165クラ。7月に限ると58クラ、これまで一番「早かった」のは1986年の7月12日に行われていた新馬戦(2クラ)のよう。今年は7月3日に行われましたので、1986年以降「カレンダー上で最も早く行われた九州産新馬」ということになりますね。


もののついでに九州産限定レースあれこれ。
現在は2歳戦しか行われていませんが、かつては4歳(現3歳)限定戦のたんぽぽ賞(88年まで九州産4歳特別)が冬の小倉開催で行われていました。また古馬900万下(現2勝クラス)の霧島賞が夏の小倉で施行。いずれも96年が最後で、両競走とも現在は佐賀競馬でJRAとの交流競走として行われています。
1986年以降の九州産限定は、176クラのうち芝で175クラ行われました。唯一ダートで行われたのが1998年8月8日の阪神6R、九州産限定新馬戦。マークキングオーが勝ったレースです。ん、阪神!? この年は小倉競馬場が改修のため夏開催が阪神と京都で代替され、両競馬場で2クラずつ行われました。1986年以降、小倉以外で九州産限定競走が行われたのはこの年の阪神と京都だけです。


きょうの九州産限定未勝利は第2レースで行われましたが、これは割とレアで(今年2回目ですが)2004年以来17年ぶりのこと。ちなみに1986年以降、第12レース以外の全てで行われたことがあります。第11レースでも4回施行実績あり。えっ九州産限定がメインに!? さにあらず。かつて行われていた「はくぼレース」の期間中、メインが第10レースだった頃にひまわり賞が第11レースで行われたことがありました。
多くは第1レースや第5レースですが、ただ1回だけ第7レースで行われたことが。チュニックサンデーが勝った九州産限定新馬。どうしてこの年だけ? 競走番号の入れ替えがあった? 成績だけからはちょっとわかりませんな。


九州産限定競走が1日2クラ行われたのは1995年7月15日が最後。1980年代には、1日3クラという日もありました。1988年8月14日と1989年8月13日。どちらも「3回小倉2日目」で、芝1000mの未勝利が2クラと芝1700の霧島賞。当時もともとこういう番組が組まれていたのか、それとも両年とも未勝利2クラの頭数が同じなのでレース分割があったのか? このあたりもコロナが明けたら成績表調べに行きたいですね。

 騎手最多勝は幸英明騎手で7勝。さすが鹿児島出身! 調教師最多勝は谷八郎調教師で14勝。おお、幸騎手の師匠。幸騎手は谷八郎厩舎のターフジェニックで94年(幸騎手デビュー年)の未勝利と95年の霧島賞を勝っています。
最多勝生産者は鹿児島のテイエム牧場で21勝。最多勝種牡馬はシンウルフで17勝。産駒の活躍当時に限定競走が多かったということもあるでしょうけど立派な数字です。生産地別では、鹿児島県が143勝、熊本県18勝、宮崎県15勝。地方所属馬はただ1頭、佐賀のコウセイロマンが00年のひまわり賞を勝ちました。限定戦以外も含めた、1986年以降の全競走で調べると鹿児島396勝、宮崎58勝、熊本39勝、大分4勝(全てクラウンアイリス)。


以上。いいんです。こういうのは自己満足なんですから。調べて「へぇ~」ってなるだけでいいの。
今年の九州産限定競走は、残すところ再来週のひまわり賞のみ。ひまわり賞は1987年まで「九州産3歳特別」というレース名で行われ、88年からひまわり賞というレース名で行われています。
このレース、かつては朝日杯という冠がついていたらしい。らしいというか、ついていた。弊社に残る(おそらく)最も古い九州産限定競走の音源が、1970年の朝日杯九州産3歳ステークスなのです。勝ち馬は鹿児島産のトップランチャー。実況は宮沢進アナ。音源が残されていたテープに「朝日杯~」と正式なレースが書いてありました。この音源、アタシが大阪支社時代に発掘したんですよ。貴重! 機会があればどこかで流します。


去年のひまわり賞はヨカヨカが勝利。その後重賞戦線でも好走を続け、熊本産馬初のJRA重賞勝利を目指しています。今年のひまわり賞の実況は...あ、今年もアタシだ。今年はヨカヨカのようなつよーい九州産馬はいるかな? どうかな。それはそれとして、九州産2歳馬の多くがこのレースを目標にしているはず。全馬力を出して、健闘を願います!


では、8月 15日(日) の放送予定です。
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[ラジオNIKKEI第1]

<解説>
松本智志(競馬ブック)
能勢俊介
飯田正美(日刊競馬)


<パドック解説>
宮崎弘貴(日刊競馬)1R~4R
林茂徳(競馬ブック)5R~8R
京増真臣(研究ニュース)9R~12R


<主なコーナー>
9:35頃 「パドック解説者 レース展望」
10:35頃 「メインレース展望」
11:55頃 「能勢俊介の今日の勝負どころ」
12:05頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「札幌競馬コーナー(1)」出演:赤塚俊彦(競馬ブック)
13:25頃 「日曜メインレース展望」
13:55頃 「札幌競馬コーナー(2)」出演:田井秀一(スポーツニッポン)
14:25頃 「パドック解説者 レース展望」
16:25頃 「来週の重賞展望」


新潟実況:米田元気(1R~6R)大関隼(7R~12R)
進行:藤原菜々花、木和田篤、山本直也
パドック進行:石原李夏
札幌実況:佐藤泉(1R~6R)小林雅巳(7R~12R)


[ラジオNIKKEI第2]


<解説>
岡崎翔(大阪スポーツ)
森本昭夫(競馬評論家)


<パドック解説>
浜口和也(馬サブロー)1R~5R
吉田順一(馬サブロー)6R~12R


<主なコーナー>
9:50頃 「パドック解説者 狙いのレース」
10:25頃 「一般レースの狙い」
10:55頃 「メインレース展望」
11:45頃 「藤村和彦の射(シャッ)!!」出演:藤村和彦(競馬文筆家)
11:55頃 「JRAホッと耳より情報!」
12:15頃 「札幌競馬コーナー」(ラジオNIKKEI第1と同時放送)
13:15頃 「解説者 今日の狙い目」
13:45頃、14:20頃 「メインレース展望」
16:10頃 「来週のメインレースの見どころ」


小倉実況:山本直(1R~6R)檜川彰人(7R~12R)
進行:小屋敷彰吾、加藤弘晃
パドック進行:檜川彰人、髙田洋子


※出演者、各コーナーの放送時間、放送内容などは変更となる場合があります

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