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中央競馬実況中継

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こんばんは、小屋敷彰吾です。

ついに春が来たという感じですね。

競馬場のコースの外に植えられた桜もちょうど見ごろをむかえていました。

寒いのが苦手な自分にとっては最高の季節がやってきました!特に何も無くてもわくわくしてしまいます!!
こんな季節には、のんびり何も考えず寝転がりながら花見でもしたいなあと感じました。

 

 

さて、先週私は中山5Rで、初めて「展開をとる作業」をしました。

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弊社では毎レース、実況アナウンサーが整理しやすいようにこのように入線順と道中の各馬の位置どりを実況アナのすぐ隣でメモしています。実況アナも全てを覚えておくことは不可能なので、それのサポート役ということですね。
これまで展開を取る練習はしてきましたが、実際に実況アナに見せるためにとったことはありませんでした。前半実況の小塚先輩に「やってみるか?」と聞かれ、実況アナの隣に座れるいい機会だと思い、私は喜んで引き受けました。

 

しかし、これは想像以上に刺激的でした。

実況席の隣に座った瞬間、明らかに感じる空気が変わったことに驚きました。

なんでしょう、ピリッとした緊張感というか、シーンとした感じというのでしょうか。なんとも言えない独特の雰囲気を味わいました。
そしてレースが近づくにつれ、それまでワクワクしていた気持ちはなくなって、次第に「書き間違えたら、どうしよう」「今、全国に流れてるんだよなぁ」などと要らないことを考えはじめ、実況するわけでもないのに勝手に緊張してしまいました。

 

それを小塚先輩は感じとったのか笑顔で「じゃ、よろしく」とだけ言って、ファンファーレが終わると何事もないかのように実況していました。

思わず「プロって、すげえ」って言いそうになりました(笑)

いずれ自分もそうならないといけないわけですが、、、

 

せっかく先輩が実況をしている横にいられたのですから、どういう風に実況をしているのかじっくり見る貴重なチャンスだったのに、終わってみればそんな余裕は無く、私は数字を書くことで精一杯でした。

次に展開を取る時は必ず先輩をしっかりみておこうと心に決めました。

それと同時に、「実況デビューの時、どれだけ緊張するんだろ」と恐ろしくも感じた週末でした。

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