大人のソンタク......いや、大人の選択。 [山本直の修行日誌]
2017/11/15(水) 19:15 山本 直
こんばんは、山本直です。

我々アナウンサーはいろいろな原稿を読みます。箇条書きのものや、さまざまなタイミングが書き込まれた進行表形式、ドラマのような台本......紙がなければ成立しない仕事のひとつだと思います。

原稿といっても、原文のまま読むべきもの、多少のアレンジが許されるもの、いろいろあります。CMはほとんど原文のまま読みますし、トーク番組であれば多少は自分が口にしやすい言い方に改めたりします。

―――――――

朝早くから競馬場にお越しの皆さんはお気付きのことと思いますが、1レースの本馬場入場後、実況アナウンサーが当日にその競馬場で行われるイベントを紹介しています。

これはそれぞれの競馬場の方から、JRAの広報サイドを通じて、静止画を作るターフビジョンの担当者の方と、我々ラジオNIKKEIチームに原稿が送られてくるのです。競馬場の中でその日にどういうイベントが行われるのか、全容を把握するのはなかなか大変ですし、そこに順序をつけるとなると......というわけで、いつもお世話になっております。

今日はその原稿のお話。先週、私が担当した土曜福島の原稿はこんな書き出しで始まっていました。

これは......その......やれ、ということでしょうか?あの永野さんのギャグを!場内マイクで!やれと!

実は福島競馬場のイベント情報で、芸人の方のギャグが書いてあったのはこれが初めてではありません。

去年の4月17日、厚切りジェイソンさんがいらっしゃった時の原稿に「"Why Japanese People ?"でおなじみの......」と書いてあったのです。その時はただ読むだけならいいか、と思い、原文のまま読み上げたわけです。

翌週、福島競馬場の総務へ挨拶に行った中野部長から「山本、先週の馬場入場で厚切りジェイソンやったの?」と聞かれ、「原稿にあったので......」と答えた記憶があります。(ちなみに中野部長の答えは「そうか......」でした)

でも、今回は読むなら歌わないといけません。「ゴッホより~、ふつうに~、ラッセンが好っき!!!」って書いてあるし。

結局、小心者かつ従順なサラリーマンの私はやりませんでした。煙草を燻らせている中野部長に怒られたら......そこはもうリアル雷部屋です。土曜の朝からそんな目に遭っていたら、Y馬のY崎トラックマンとの宴席は断らなければならないし、翌日の福島記念なんてとても実況できません(そこはやれよ)

馬場入場が終わった後、私は原稿を見せて中野部長に尋ねたのです。すると、

「......やってもよかったんじゃない?」

マジか。

では、また......。

コメント