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中央競馬実況中継

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こんばんは、山本直です。

先週のこのブログでも書きましたが、
先週木曜(15日)は浦和競馬、金曜(16日)は競馬中継の準備、土日(17、18日)は中山競馬、そして今日(19日)は大井競馬。
アイドルファンの方の言い方ではないですが、5日で4現場でした。何から書いていいか、もう良く分からない......。

15日、浦和ではオーバルスプリントの取材でした。

先月、川崎競馬のイベントで確かに私は言いました。「レガルスイはソルテクラスの馬になるのでは」と。
でもその日のスパーキングサマーカップで敗れてしまい、私もさすがに考えを改めなければいけないのかな、と思ってしまったのです。

ところが、蓋を開けてみれば浦和ではレガルスイがソルテに競り込んでいくじゃありませんか。
これはソルテもレガルスイも止まってしまうかな......と思ったら、
小回りを味方につけたにしても強い走りを見せ、ソルテが2着、レガルスイが3着。

勝ったレーザーバレットは中団から差す形。
浦和の狭いコースでもゴールでちゃんと間に合わせてくるのは中央のオープン、重賞を走る馬らしい強さだと思います。

先週のブログで書いたように、グレイスフルリープに気持ちが傾いていた私は失敗。
レーザーバレットがマークした勝ちタイムの1分25秒8は交流重賞としてもなかなかのタイムだと思いますし、
川崎1400mのJBCスプリントに近い形の競馬だったと思います。
もしかしたら、22日に控える東京盃(大井)以上に"参考レース"としては密度が濃い内容といえるかもしれません。

16日は中山競馬場で、ラジオ日本賞など後半6レースの実況でした。

メインのラジオ日本賞はダート1800mの少頭数でした。
ケイティブレイブとビービーバーレルがスタート直後に競り合って、1000m通過ラップが1分00秒5となり、馬群は縦長。
それでも4コーナー手前からケイティブレイブが、一旦は突き放していました。
最後はメイショウスミトモに差されましたが、レースを見た皆さんにもかなり印象に残ったのではないでしょうか。
実況していて感じたのは、ケイティブレイブは地方馬に多い「好戦的に最初のコーナーで飛び込んでいく馬」なのかな、ということです。

交流重賞に取材へ行くたびに「この地方馬、スタートから最初のコーナーまでがとても速いな」と思わされます。
最初のコーナーでどの位置を取るか、が大きく勝負を左右する競馬場が多いこと、
何よりも、その競馬場で勝ち上がってきたことが理由なのだろうと思います。

で、その「好戦的な馬たち」が揃ったのが今日のレディスプレリュードでした。
スタンド前では高知のディアマルコ、大井のララベル、兵庫のトーコーヴィーナスの先行争いになりました。
JRA勢に逃げたいぞ、という馬はいませんでしたが、
最内枠のフォローハートも人気のホワイトフーガも、オープン特別や交流重賞で楽に先行できるような馬たちです。
そういった馬たちを地方の馬たちが置いていかんばかり、という1コーナーの構図になりました。

本番(レディスクラシック)は川崎の1600m戦ですから、
オーバルスプリントのように直結するかどうか、というと考えることがいくつかありますが、
あの1コーナーの構図は川崎でも見られる気がしています。

22日には大井競馬場で東京盃(1200m)が行われます。
内枠(2番~4番)にはJRA勢のダノンレジェンド、コーリンベリー、ノボバカラが入りました。
地方馬で速そうなルックスザットキルは10番枠。
この4頭の隊列、そして結果によって、JBCスプリントよりもさらに先のスプリント戦線の構図が分かるかもしれません。

では、また来週!

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