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中央競馬実況中継

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こんにちは、今日は旅支度の山本直です。

これから美浦トレセンで取材です。マイルCSに出走予定の関東勢は、水曜・木曜それぞれに追いきりを行うことが決まったため、わたしも美浦に2泊です。
関係者のコメントは競馬実況webでお知らせするほか、水曜・木曜20時からラジオNIKKEI第1で放送する「競馬が好きだ!」でもお聴きいただける予定です。どうぞお楽しみに。

先週土曜日、競馬場に着いたらこんな張り紙が↓
いろいろ名前を間違われがちな私でもこのパターンは初めて......。

さて、仕事に必要な品物を指して「○○の七つ道具」と言ったりしますね。
辞書を開いてみると、「七つでひとそろいとなる道具」という意味だけではなく「いつも携帯するひとそろいの小道具」「ある仕事に必要な道具類」ともありますから、「七つ」である必要はなさそうです。

私たち競馬実況アナウンサーの「七つ道具」というと、
・ヘッドセット(マイク)
・カフ(マイクのスイッチ)
・双眼鏡
・塗り絵(勝負服と馬名を書いたメモ)
・色鉛筆
・競馬新聞
・ペン

うーん、並べてみるとありきたりだなー。
とはいうものの、あらゆるモノがデジタルに置き換わった2015年にあっても、
我々実況アナウンサーは双眼鏡、紙、鉛筆、新聞、ペンに支えられているのです。
ただ、その中にあってもデジタル化の波は少しずつ少しずつやってきています。

我々がカフを上げ、ヘッドセットに音を吹き込むのは紛れもなくアナログな作業です。
しかしそれを録音し、会社で保存する時にはコンピュータへ取り込みますし、バックアップも取ります。
なにより「放送」の中のデジタル化はかなり進んでいるようです(技術は常に進歩しています)

多くのアナウンサーが使う双眼鏡は、手振れ補正機能がついています。
双眼鏡の手振れ補正に用いられているのは、カメラにも使われている「光学式の補正機構」というモノ。
これはコンピュータ(電子)が絡んだ「画像処理」ではないので、「アナログ」に入ります。
ただ、いつかは電子式(デジタル)に取って代わるかもしれません。

競馬新聞にペンで書き込む作業はとてもアナログな作業ですが、競馬新聞が印刷される過程のコンピュータ化は凄まじいモノ。
きれいな字体で、しっかりした予想、データを見ることができます。いつもお世話になっています。

デジタルのほうがいいもの、アナログのほうがいいもの、いろいろあります。
どのお仕事もそうだと思うのですが、デジタルに頼りつつアナログに頼りつつ、「いい仕事」ができるアナウンサーでいたいものです。

しかし気を抜いていると、我々アナウンサーもロボットに置き換わってしまうかもしれません。
少し前もニュースルームで、デキるロボットにあおられているK塚先輩を見かけました。これは内緒ですよ、絶対内緒ですよ。

では、また来週!

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