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5月5日(日)に東京競馬場で行われる第29回NHKマイルカップ(GI)に出走を予定しているチャンネルトンネル(牡3、栗東・福永祐一厩舎)について、福永祐一調教師の追い切り後のコメントは以下の通り。

「調教師としてGI初挑戦になりますが、それだけの馬を管理させてもらって、非常に恵まれていると思っていますし、結構タイトなスケジュールで馬は来ていますが、体に関してはダメージもそれほど大きくなく、いい状態をキープできていますので、何とかいい走りをしてくれたらいいと思っています。

前走のアーリントンカップは、いいポジションで競馬をしてくれましたし、いいタイミングで外に出してくれて、競馬の内容に関しては言うことが無いくらいだったと思いますし、ジョッキーもうまく乗ってくれました。少しモタつく面はありましたが、最後まで一生懸命頑張ってくれて、勝ち馬は強かったですが、いい走りを見せてくれたと思います。ただ、パドックで入れ込みがきつく、そこはこちらが思っていたよりもテンションが高くなっていましたので、今回に向けてそのあたりを修正することができればと考えています。もともとマイルで結果も出していた馬でしたから、そこの適性は高いと思いました。

今年のNHKマイルカップのメンバーは強いです。今年に関してはメンバーが揃った感じは否めませんので、ギリギリ権利を取った身としてはハードルの高いチャレンジではありますが、そういった中でも一瞬の切れ味とかは持っている馬ですから、この強いメンバーを相手にどれだけの走りを見せてくれるのかという期待感はあります。

一週前追い切りは、動きも良かったですし、体つきに関してはむしろ今の方がいいと思っているぐらいです。ただ、長距離輸送がありますので、そこで大きく体を減らすようであればマイナスにはなりますが、関東から転厩してきたときにあまり体が減っていませんでしたので、輸送で大きく体を減らす馬ではないのではないか、ということで、この状態の体つきに仕上げています。

きょうの追い切りは、岩田望来騎手がレースで初騎乗になりますので、感触を掴んでもらうという意味で跨ってもらいました。指示通りの調教内容でもありましたし、きょうは馬場状態がとても重かったので、それを鑑みればいい内容だったのではないかと思います。

これだけ早くGIにチャレンジできるとは想像もしていなかったです。それだけの馬を預けていただいて、いい状態で出走させることができるというのは何よりだと思います。強いメンバー相手ですが、少しでもいい着順を取れるように一生懸命頑張っていきたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」

(取材:三浦拓実)

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