5月5日（日）に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ（GI）に出走予定のシュトラウス（美浦・武井亮厩舎）について、追い切り後の武井亮調教師のコメントは以下の通り。

(前走を振り返って)
「前々走の朝日杯で、暴走気味に走ってしまったので、それをレースで少しでも修正するというテーマでした。現状で出来ることは出来たかなということで、後ろで我慢して、終い脚を伸ばすという最低限のことは出来たと思います」

(2週前、1週前と単走での追い切りでした)
「前走乗ってもらって、今回も乗ることになったのですが、北村騎手に前走との違いを確認してもらって、それが2週前追い切りでした。先週は、終いをしっかり動かそうというテーマで追い切りました」

(今朝の追い切りは)
「先週まですごく上手くいっていたので、今週はもう少し踏み込んで坂路での併せ馬等も考えていたのですが、先週の追い切りをした後、結構やる気になってしまったので、先週と同じような形で、少しでも落ち着いた状態でレースに行けるように、という追い切りでした。少しはみ出たところもあって、すごく上手くいったというわけではなかったです」

(状態は)
「体的には、元々2歳の時から同世代では抜けている完成度だなと思っていましたが、その状態からもさらにしっかりしてきて、肉体面としてはすごく良いと思います」

(どのようなレース運びを予想しているか)
「前走は、一度暴走したものをリセットして、理想としては今回は普通に競馬をしたいというところなのですが、今回の調教過程でもまだ、はみ出るところがあるので、前走のような競馬になるかもしれないです」

(シュトラウスへの期待は)
「肉体的なポテンシャルとしては、この世代屈指だと思っていて、それを気持ちが昂りすぎて発揮できない面が多々あるので、本番で上手くそのポテンシャルを発揮してほしいなと思っています」

(意気込みを)
「本当に入厩したときから、絶対新馬は勝てると思いましたし、この馬は本当にとんでもない能力があるなというのは思っていて、今も本当に思っています。それをGIの舞台で発揮出来るように頑張っていきたいなと思います」

(取材:藤原菜々花)