9月23日は祝日特番『シネマストリート・スペシャル』を午後12時から1時までお送りします。
今回も新作映画情報とプレゼント情報が盛りだくさんです。23日は秋分の日。秋はお月見が楽しい季節です。先日12日、都内では「1年で最も美しい」といわれる「中秋の名月」が眺められました。みなさまの地域ではいかがでしたか。夜空が美しい季節。10月1日公開映画『はやぶさ/HAYABUSA』から俳優の佐野史郎さんのインタビューをお届けします。
佐野史郎さんは、小惑星のイトカワからサンプルを持ち帰ることに成功した小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトを指揮した重要人物を演じています。川口淳一郎さんを見本にした川渕幸一という役。他の誰より外見が実際のモデルに似ていると現場で評判だったそうです。
どんな点が似ていたのでしょうか。そして、どんな風に演じたのでしょうか――。
現場では、「俳優みんなの思いが、はやぶさ帰還を願って一つにまとまっていた」という佐野さん。堤幸彦監督のもと、女優の竹内結子さんや俳優の西田敏行さんなどとご一緒されました。とても雰囲気のよい現場だったそうで、撮影後は俳優陣が自然に集まって食事に行ったこともあったとか。
このラジオを聴けば、きっと「はやぶさ」のプロジェクトに、そして佐野史郎さんの演技に感情移入ができるはず!
また、「震災直後に撮影があったため、"人の命の大切さ"という隠されたテーマがあります」。「命と宇宙の神秘を感じて欲しい」という佐野さんのメッセージが伝わってくるような、前向きで、温かくて、誰もが楽しめる映画だと思います。
そのほか、23日公開映画から『親愛なるきみへ』ラッセ・ハルストレム監督の来日インタビューと『モテキ』豪華出演陣の声などもお送りする予定です。
『きみに読む物語』のニコラス・スパークスの小説『きみを想う夜空に』を、ラッセ・ハルストレム監督が映画化しました。スウェーデン出身のラッセ・ハルストレム監督は、1985年、『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』で世界中の映画ファンを魅了しました。その後、『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』『HACHI 約束の犬』など大スターと一緒に数々の大作を世に出しています。『親愛なるきみへ』、このラブストーリーの見どころを監督自らお話くださる予定です。
9月23日は、映画情報スペシャル番組『シネマストリート・スペシャル』をお楽しみに! radiko.jpでもお聴きいただけます。
By Director H.
先月放送の『シネマストリート』では、俳優の三浦友和さんと石田ゆり子さんが初共演した映画『死にゆく妻との旅路』を取り上げた。監督は、塙幸成(はなわ・ゆきなり)さん。全国公開中。
いまから約10年前――。清水久典(しみず・ひさのり)さんは、石川県警に保護責任者遺棄致死の容疑で逮捕された。彼の手記を原作に映画化されたロードムービー。縫製工場の経営が傾き4000万円の借金を抱えた夫と、末期がんで弱っていく妻ひとみ。夫婦二人は、ワゴン車で逃避行へ。272日約6000キロに及ぶ旅の所持金は、たった50万円だった……。
実話に基づく夫婦の愛を見つめるドラマ『死にゆく妻との旅路』、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開中。
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退職する鉄道運手士が思いがけない事態に巻き込まれていく姿をユーモアを交えて描く『ホルテンさんのはじめての冒険』がノルウェーから到着した。20周年をむかえた東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで公開されている。
『キッチン・ストーリー』(03)やチャールズ・ブコウスキーの原作を映画化した『酔いどれ詩人になるまえに』(05)で知られるベント・ハーメル監督の心温まるドラマだ。昨年11月、来日時ハーメル監督に都内でインタビューした。
主人公は、週末に最後の乗務を勤めて引退する予定のベテラン鉄道運転士、オッド・ホルテン。オスロ(ノルウェーの首都)で一人暮らしをしている。時刻表のように規則正しい生活を大事にする几帳面な男である。ところが、退職前夜に行われた送別会の二次会を付き合い損ねた結果、翌朝に寝坊する。そこから、レールの敷かれていない第二の人生へ再出発する――。
『WALL・E /ウォーリー』の誕生秘話をベン・バートさんが「本人解説」!? [クローズアップシネマ]
2008/12/17(水) 23:13 投稿:H 記事URL トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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ディスニー/ピクサーの最新作
『ウォーリー』が上映中。
ゴミが散乱し廃墟と化した地球。
人類はこの惑星を見捨てて宇宙に脱出していた。
その地球で、700年間も孤独に働き続けるゴミ処理ロボットのウォーリー。
ゴミをキューブ型に圧縮し、それを積み上げる作業を繰り返す。修行僧のようにただひたすらに。そんなウォーリーの夢は、誰かと手を繋ぐこと!! ある日、地球に純白ピカピカのロボット・イヴがやって来る。
主人公ウォーリーのキャラクターが愛らしい。
ゴミ処理ロボットらしく、ガラクタのコレクターであり、イヴに惹かれてモジモジする。
『WALL・E』は、Waste(ゴミ)、Allocation(配置)、Load(積載)、Lifter(運搬機)、Earth-Class(地球型)の略である。
本作の製作陣もスゴイ!!
この壮大なスペース・ファンタジーを監督したのは、『ファインディング・ニモ』で、キュートなキャラクターの数々を生み出したアンドリュー・スタントンさんだ。
そして、ロボットたちのサウンドをデザインしたのは、『スター・ウォーズ』、『インディ・ジョーンズ』、『E.T.』などSF大作の音響を手掛けられてきた
ベン・バートさん。1948年ニューヨーク生まれ、四度のアカデミー賞に輝く名匠だ。十月に都内ホテルで、パソコンとキーボードを前に、音を実演しながら取材に応えてくれた。
ロボットにセリフらしいセリフはなくとも、音や声を発する。ウォーリーがイヴを呼ぶ声がなんともキュートで愛が感じられる!! きっと映画館を出たら子供たちはその声を真似するに違いない、「イヴ」(英語読みは「イヴァ」)と。
ウォーリーを観た人もまだの人も、ついでに『スターウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』ファンには、ぜひ今回のオンデマンドを聴いて欲しい。なんと、ウォーリーの声の主はバートさんだという。その本人が音声の解説をしているのだから。
劇場で、ウォーリーが700年間もあなたを待っている!?
ディレクターより
『シネマストリート』は、いつもラジオNIKKEIのみで放送していますが、
今回は特別編集版をオンデマンドでお届けします(当サイト右側で公開中)。しかも二本立て!! (1)詳しい作品解説編(バートさんの解説の前後に映画宣伝担当者・木村美穂さんとラジオNIKKEI竹川英紀アナウンサーが作品紹介をします)、(2)バートさんの解説(日本語通訳付きインタビュー)編。作品全体を知りたい方は(1)を、バートさんの解説だけを試聴したい方は(2)をどうぞ!! 主要キャラクターのウォーリーやイヴの声はもちろん、『R2-D2』(スター・ウォーズ)、『鞭』(インディ・ジョーンズ)のサウンドを楽しめます。なお、当オンデマンドはラジオNIKKEIの映画情報番組『シネマストリート』11月30日放送回の一部です。サウンド・トラックはラジオでしか流せませんがご了承ください。
社会派サスペンス『ボーダータウン/報道されない殺人者』が公開中。
<ストーリー>
シカゴの新聞社で働く女性記者ローレン(ジェニファー・ロペス)は、上司(マーティン・シーン)からアメリカとの国境の街ファレスで起きている連続行方不明事件の取材を命じられる。現地で新聞社を経営する昔の仕事仲間ディアス(アントニオ・バンデラス)を頼ってメキシコへ飛ぶ。そこは汚職まみれの警察や政治家が支配し、工場では劣悪下で女性たちが働いていた。ローレンは、生き埋めにされた被害者の一人でありながら、奇跡的に助かった女性エバ(マヤ・ザパタ)と出会い、証言から真相究明と事件報道を試みる――。
本作の監督・脚本は、アカデミー賞脚本賞に『エル・ノルテ/約束の地』でノミネートされたグレゴリー・ナヴァさん(59)。八月の来日時に都内でナヴァ監督に聞いた。聞き手は鈴木ともみ。
グレゴリー・ナヴァ監督(都内で)
――この映画が痛ましい事件の解決に繋がる力になればいいですね。
工場では恐ろしい人権侵害があります。この映画をきっかけにして、ファレスでの連続女性殺害事件に目を向けていただくことが大切です。同時に、本作はあくまで人間ドラマが主体になっています。
――地元では映画の題材である事件は報道されていますか。
まさに報道弾圧が問題なんです。この事件は未解決です。十年以上もの間、数百人もの女性が犠牲となっています。
――工業地帯で働く弱者が狙われています。NAFTA(北米自由貿易協定)の弊害といえますか。
そうです。NAFTAが調印されたのが1992年。女性の殺害事件が発覚し始めたのは93年。両者には関連性があると思いますね。
――先進国の経済発展は、新興国などの安価な労働力に支えられています。
安価な賃金で働くファレスの女性たち。彼女たちは人間性を剥奪され、使い捨てにされます。市場経済は、彼女たちが殺されようと、犯されようと知ったことではないという恐ろしい状況を生み出していると思います。
――この事件をフィクションに仕上げる脚本過程を教えてください。
脚本家として、常に現実に根ざした社会問題や状況が表現されているシンプルな物語の構成を考えています。今回は工場労働者だった娘さんを亡くした遺族や、ジャーナリスト、役人などに取材して物語をつくりました。色々な立場の人の現実を一つの話にまとめることによって真実が見えてくると思います。そして、人類の普遍的な生き様を大事にしています。人種問題もその一つとして本作に含まれています。
――シリアスな作品ですが、ジェニファー・ロペス、アントニオ・バンデラスなど有名俳優も出演していますね。
映画の知名度が上がるという大事な点もありますが、同時に二人ともピッタリな配役だったから起用しました。一方で、無名だけど有能な人を発掘するというのも楽しみです。エバ役を演じたマヤ・ザバタという人は知られていない女優さんですが素晴らしい才能に溢れているのも見どころです。
――メキシコでの反響を教えてください。
あらゆる意味で大反響でした。「何とかこの映画を差し押さえたい」という警察や政府側の動きもあったのです。反面、報道関係やジャーナリストからはものすごい反響がありまして。映画公開をきっかけに、政府の腐敗や汚職を暴こうという機運が持ち上がって、映画と絡めた関連記事が大きく扱われたりしましたよ。メキシコの上映館や劇場前のポスターがマシンガンで蜂の巣のように打ち抜かれる嫌がらせを受けたりも。遺族の母親たちの団体があるんですが、皆に脅迫状が送られたりもして。その結果、人権擁護団体が身の安全を守るために職員を派遣する事態にまで発展しました。
メキシコの国境近くの街では数百件の女性の行方不明事件が発生中で、未解決のままにされている。この事件を題材に、ジャーナリストの奮闘を描いたのが本作。ナヴァ監督は、アメリカ出身。だが、圧力ともとれる興行的規制などを理由に本国ではまだ一般公開されていないそうだ。ところで、取材中に我々番組スタッフが気づいたことがある。本年五月にシルベスター・スタローンさんが『ランボー/最後の戦場』のジャパン・プレミアに登場されたとき、シリーズの続編を明かしていた。「いま、メキシコで五百人もの女性が行方不明になっている。この事件を題材にして、続編は現代的ウエスタン映画にしたい」と。ランボーは、本作が告発する事件と闘うためファレスの女性たちを救いに行くかもしれない。 By Director H.
『ボーダータウン/報道されない殺人者』、シャンテシネほかで全国順次公開中。








